くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ106
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集106にて。
 今回は一言メモのみ。


『意思持つ結界』(風車氏)がシンプルかつそれっぽいゆかれいむ。
『遥か遠き空へ』(ニケ氏)は、ちょっと語りがシンプルすぎるけど、短編としてまとめるにはこのくらいでバランスいいのかなぁとか。
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東方SSメモ105
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集105にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。



『壊れやすい本の話』
 『壊れて消えたひとの話』(デルフィ氏)
 
 「そもそもあなた、あの日そんなにプリンが食べたかったわけ?」

 (ここからレビュー転載)
 「壊れやすい本の話」を前編、「壊れて消えたひとの話」を後編とした、総計243kb(うぎぎ調べ)の作品。
 この作品を一言で表すなら──あらすじでも書いているとおり、パチェあきゅである。

 パチェあきゅ。この作品はそれをやっている。やり通している。
 パチェあきゅをやり通している。言葉にしただけでは簡単に思えるであろうが、ここで一つ、それがどういうことなのかを考えてみてほしい。

 例えばゆかれいむやマリアリ等、原作で絡みがある二人ならば、読者の間で『前提』ができている。魔理沙とアリスがなんとなくイチャイチャしてようが、霊夢と紫がなんとなくちゅっちゅしていようが、まぁそんなもんなのだろうなぁという感じに、『そういうもの』として受け入れる下地ができている。これは勇パルやレティチルのような、公式で特に絡みはなくともなんとなく二次設定として受け入れられているカップリングでも同様だろう。
 しかし、パチェあきゅにはそれが無い。お世辞にもメジャーとは言えないこのカップリングには、読者の間で『前提』ができていないのだ。

 これを認識した上で再度考えてみてほしい。パチェあきゅをやり通しているとは、どういうことか。
 この作品に関して言うならば──出会いのところから。惹かれる過程から。二人の過ごす日常から。阿求の運命と、それを踏まえた二人の行き先と。それらを、読者の前提に頼ることなく、最初からしっかり描きこんでいる。
 そう、簡単に言ってしまうと、『すごく丁寧にラブコメ(コメ……?)が書けている』作品なのだ。
 それを綴る文章も、適度な装飾とフットワークの軽さを兼ね備えた、上手い──もとい、読みやすい、理解しやすい文章と言えると思う。容量としては多い方であろうが、読むのに負担を感じることは無かった。

 また、阿求とパチュリー以外のキャラの魅力をしっかり打ち出せているというのも、この作品の長所の一つだ。特にレミリアと四季映姫の二名は、ある意味この作品の全体的なイメージにも関わっているとすら言える。これはエピローグに顕著に現れているのだが──これ以上を述べると、あまりネタバレしたくない部分をネタバレせざるを得なくなってしまうため、このくらいに留めておきたい。
 ただ、少し、言うのならば。
 このお話は、よくできた、やさしい世界の物語だということだ。

 エピローグ。いつか未来、可愛らしく着飾って、黒猫が中に入ったバスケットを片手に幻想郷の空を飛ぶパチュリー・ノーレッジに、どうか出会ってほしい。


【五段階評価では分け足りないので百段階評価】78/100点
 (ここまでレビュー転載)

 よくできた、やさしい世界の物語。
 丁寧なパチェあきゅ。生まれ変わり忘れてゆく阿求に対して、パチュリーが告げた答え。「私が変えさせない」が強い。




 そのほか一言メモ。
『_____ 』(碑洟氏)が、ちょっと明るすぎるかなぁと思いながらも嫌いではないという。
東方SSメモ104
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集104にて……今回は一言メモのみ。


『翼も無しに空を飛べるものか』(イムス氏)のショートショート的空気がちょっと面白い。
『死人哲学』(碑洟氏)は面白い視点持ってきてるなーという感じ。そして最初の方ではちょっと笑ったw
東方SSメモ103
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集103にて……今回は一言メモのみ。


『本格的 ガチムチパンツレスリング 東方餡掛炒飯編』(スポポ氏)のネタを全力でやった感が好い。
『子供達は日曜の朝に世界の真理と正義を知った』(ほんまぐろ氏)の独特なテンポが好き。
『敗軍の将 兵を語るか』(超空気作家まるきゅー氏)が面白い発想。スーパー言い訳タイム。
東方SSメモ102
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集102にて……今回は一言メモのみ。


『腋とマヨイガ』(スポポ氏)がサバイバル霊夢さんでかわいい。
『愛しのマリィ』(aho氏)がわりと新鮮な感じの魔理沙。
『長い話書けなかったから短いのまとめてみたvol.4』(コトリ氏)がいい空気、いい感じな雑多さの掌編詰め合わせ。
『アリスンマイ』(超空気作家まるきゅー氏)の描く、上海人形の自立の始まりが、なんというか、他に類を見ない精度もとい説得力。
『今日四杯目のカフェラテ』(Ministery氏)は文章そのものが魅力的。熱情の小悪魔。
『歌を忘れぬ夜雀は』(深山咲氏)書き続ける者と歌い続ける者の、鮮やかな一幕。

東方SSメモ101
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集101にて……今回は一言メモのみ。


『浮遊観測』(深山咲氏)が掌編のわりにけっこうな密度で霊夢を描いてる。
『とある清掃員のブログ』(わおん氏)がなかなか面白い切り口。
『MPSS:1954;』(□ボ氏)は相変わらず読みにくいが発想的にはけっこう面白い。
『自分の心は騙せない』(2号氏)は面白そうに見えるんだけどエターなってるっぽい……もし続きが来たら読んでみようかなと思うの。
『四季四食話』(柚季氏)が少し切ない雰囲気も孕んでいい味出してる。
『流れ星の消えない夜に』(浅木原忍氏)は、魔理沙の可能性の一つとして面白いアプローチ。同人誌版で大加筆されてるよ! 『食べなくてもいい霊夢』も一緒にどうぞ。
東方SSメモ100
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集100にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。


『MPSS:1953;』(□ボ氏)
 正直文章は読みにくい。魔理沙やレミリアがいるシーンは特に。でも困ったことに、話がとても面白い。
 ざっくり言うと、パチュリーと紅美鈴の過去話。外の世界の話がメインで、わりと現代東方じみてる。
 最強美鈴は個人的に苦手気味です。しかし面白い。なんでこんなに面白いんだろうなーと考えてみると、まず一つは、パチュリーと美鈴の関係性……新しければいいってわけじゃないけれど、まあ新しい。パチュリーが美鈴に「ベタ惚れ」で、普通に乙女やってると。美鈴最強系というか紅魔館のみんなに慕われてるよ系の話において、パチュリーから見た美鈴って、なんだかんだで信頼してるのよフフッ的な感じに落とすことが多い感じ。なのでやっぱりまず新鮮さはある。
 あとパチュリーがベタ惚れるのって、だいたい魔理沙や強いて言えば小悪魔で、その惚れる過程もわりとテンプレできてるところがある気がするんだけど……さてこの話、「パチュリーが美鈴にベタ惚れる過程」ってのを、すっごいシンプルにかつ必要なところはわりときっちり描いてる。しかもこれ、魔理沙や小悪魔との話でよく出てくる「過程」とも差別化できてる感じで、まあようするに、美鈴に恋する乙女パチュリーがちゃんと書けてる感じ。

 ──話が逸れるが、この「過程」の描き方になにかデジャヴがあったので考えてみたら、ラノベ作家の川原礫が浮かんできた。ベッタベタなのに何故か面白いという、勝手に「ベタの天才」みたいに思ってる作家なのだけど、この人がまた、「ヒロインが主人公に惹かれる過程」を描くのがバカに上手い。『アクセル・ワールド』の黒雪姫なんか特にそう。ヒロインが抱える諸々+主人公になんやかんやされる→主人公に惹かれる、というこのシンプルな図式に、妙に説得力が宿ってる……おそらく、ヒロインが抱える諸々(ヒロインの性質)と、主人公がヒロインに対してやったこと、この両者のベクトルがかなり近いからなのだけど。
 さて「MPSS:1953;」に話を戻すと、個人的に、この「惚れる過程」は、パチュリー・ノーレッジというキャラクターに……まあ作中で付加されてる設定も込みだけど、すごくしっくりくる。まだ半人前……人間の側からそこまで脱し切れてない時期のパチュリーだということも込みで、すごくそれっぽい。そして、おそらくだけど、この「理由」は、魔理沙相手とかだと書きにくいんじゃないかなぁと感じた。霧雨魔理沙というキャラクターで、パチュリー・ノーレッジというキャラクターを描き出すことは果たして出来るのだろうか……なんてとこまで思考が飛躍してしまったりもするのだが、まあそれはさておこう。

 最後に。下品ってタグがついてるけども、このあけっぴろげなキャラ描写はなかなかバランスよくて、きっちり作品の魅力の一つになってるかと。こういうのってやりすぎるとほんとにただ下品なだけになるんだけど、これは「下ネタ」の領域まで行かず、「ぶっちゃけトーク」あるいは「ギャグ」の域に留まっている感じ。このバランス感覚は上手い。
 ……とまあ、珍しいタイプのパチュリーが見れたりして、総じて面白いと思うのだけども、「※タグを見て一つでも合わないと思ったら引き返して下さい」という注意書きの通り、設定に対して神経質だと自覚がある人は、まあ自衛した方がいいかもしれない。ある程度許容範囲広いよって人にはオススメよ。



 そのほか一言メモ。
『カエルになった魔理沙様』(時計屋氏)が、ちょっと早苗に悪役ひっ被せるバランス悪かったのかもだけど、それ以外基本的なところすごくいい感じ。実はかなりキャラ描写(というかキャラ定義? 有り体に言うと、原作キャラっぽい雰囲気)が上手。
『二十二度目の降り積み幻想 』(椚氏)が素朴にすごくいい感じだが……いい感じだが、もう少し上手いやり方はないものだろうかいやでもそれやると話自体が変わってしまうのかな。
・『晦朔を知らず 前編中編後編』(反魂氏)がいい感じに「普通の友達」をやってるれいあきゅ。できればあと五~七倍くらい長い話で読みたかったけど。

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