くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SS投稿な報告「夢オチ」
 投稿してたらしいです。

 なんかそそわに投稿したいなー皆勤じみたことやってみたいなーとほわほわおもってたらふと降りてきたので書いてみたお話。
 見直しも含めて六時間くらいかけたんだけど、10kb程度なのだし三時間くらいで済ませたいよねーと思ったりはする。
 掌編なのでさくっともぐもぐしていただければ。


※なんか掌編書いてそそわにぶんなげたいなーというときの思考方法(掌編を書きたいときの思考方法)
 何かのネタを思いついてそれを掌編にまとめようとしても、たいがいネタが広がってまとまらなかったり勿体無い感じになったりする。
 なので逆に、文章作品としてこれを長く書くことはそもそもマイナスである、という縛りがある方向から模索していくと、「掌編を書きたいとき」にフィットするネタは降りて来やすいかも。


メモ:フィルターの付け方をそのうちもうちょっと考えてみよう
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東方同人誌感想「さよなら氷精」
 ついったからの転載ー。


『さよなら氷精』読了。素晴らしい作品であったことをここに記しておきます。

わりと問答無用で「いいから読め」といえてしまう本なのでみんな読みましょう。

これはなんというか、「アフター」かと思っていたら成分的には「続編」の方が近いですよね。実はその二つのどちらでもない何かなんだけど、成分的には比較的そっち。何かのRPGの二作目。東方プロジェクト2みたいな。私はやったこと無いんだけど、アークザラッドトかたぶん近いのでは。

仮面さんの宝具の一つは世界やキャラ設定の詳細な構築だと思っているので、考えてみるとこの手のヤツはある意味氏の得意分野ではないのだろうか。

ただ一つ咀嚼しきれないというか私が勘違いもとい前提を履き違えていた可能性があるのは、未来の魔理沙、大人となった魔理沙たちを描くってのが背骨なのかなと思っていたけど、これが背骨だったのかというとクビを15度くらいひねらなくもない……?

その観点でまとめてしまうには魔美が少々出張りすぎていたように思うんだけど、いやしかしこれはもう一歩引いた視点で見るべきかもしれない

いや、うーん、魔美の立ち位置が子供というよりも少女というよりも魔理沙の娘というのがギリギリ強く見えてしまって(3.5:3:4くらい?)、魔美の立ち位置をそのように見てしまうと、びみょおおおおおおおに全体としてのまとまりに違ったベクトルが混ざりこんでいるように見えなくもないというか

魔美と当代の霊夢が魅力的過ぎるキャラであるがゆえの反動であるようにも思うんだけど……うーん? もうちょっと大雑把に「未来の幻想郷の話」としてのみ受け取るべきなのか

「未来の幻想郷の話」から少し焦点を絞ると(たとえば「魔理沙の清算の話」であったり「大人になった、変化を経た魔理沙たちの話」であったり)、ほんの少しそこからははみ出してる部分があるように見えて、逆に「未来の幻想郷の話」まで広げてしまうと少々落ち着かない部分があるかも、というくらい?

あと、中身で気になったところがあるとすれば、弾幕ごっこへの解釈がすこーし硬いかもといったくらいだろうか……もちろん理屈付けはされてるんだけどこの硬さに対しての説得力としては80~90%くらい? な印象で、仮面さんなら120%やれるよなあと思ってしまうとやはり多少気になってしまう

硬いというか、強い、かな。あまり強い言葉を遣うなよ、弱く見えるぞ……とアイゼンさんは言いました、というのは関係ないんだけど、全体的に柔軟なキャラや設定の構築が見られる中で、ここだけは妙に画一的というか、特定方向からの打撃に弱そうというか、柔軟さが感じ取れなかったような。

その脆さをほのめかすのも考えの内だよと言われたらΩ ΩΩ

なぜ絶賛しているのに気になったところを挙げ連ねているかというと、今挙げているところ以外のだいたいぜんぶが褒めどころだからです。いいから読みましょう。 http://t.co/O6fkJEnH

(いまブログ見たらチルノが主役って書いてあっていやまあそうなんだけどアルェー?な状態)

いやしかし久しぶりにどっぷり満足しました

レイマリ分がゼロに見えますが意外とレイマリというものです

レイマミに悶えるばかりかレイマミを通してレイマリを想像してしまう時点で私の負けなのだしむしろそういう構造なんじゃないですかね

(仮面さんより)@paletter 弾幕ごっこについての記述が強めなのは、多種多様な価値観や概念が理想的に共存するための新しいルールを思いつかなかったというのが大きいですね。そこまで含めて未来像を構築するべきだったのかもしれません。

@robert2nd いえ、ルールとして弾幕ごっこを用いること自体には特に不満ないのですが、そこへの理屈付け、説得力として視界外から一撃食らわせてもらってたら完璧だったなーという、そんな無茶振り……

(仮面さん)しかし、そこまでやるともう本当に「東方でやる価値があるの?」というマジックワードに到達してしまいそうな気もする……。

しかし仮面さんのゆかれいむが見たい


第六回東方SSこんぺの話
 今さらだが、こんぺで面白かった作品をメモっておこうというわけだな!

『アルキメデス・フリー』(deso氏)は短くも見事にやられた感。
『本当は怖いDHMO』(リコーダー氏)はオチが好きであり魔理沙ちゃんもかわいい。
『鱗』(藤ゅ村氏)が美しい永江衣玖。
『CROSS RIVER』(時計屋氏)がぞわりとくるにとり。
『水の羽衣』(木村圭氏)が、少し中身に比して分量多いけど三魔女かわいいというかアリスかわいい
『○○のおいしい水』(爪影氏)が、微妙にストンと流れが繋がらない感もないではないけど、かなりレアなアプローチで面白い。
『最後の犠牲者』(佐藤厚志氏)が、なんというか、すごく幻想郷書けてるなあと。そして主人公たちについては不思議と脳内補完できてしまう。
『廻りゆく吸血鬼』(PNS氏)が……なんとなく釈然としない(単にキャラ観の違いかも)感はあるんだけど、すごく『上手に』まとまってる印象。
『本読み少女に恋をした!』(反魂氏)はここまでいっちゃうと個人的にはちょっと文章ごちゃごちゃしてる感があるんだけどそれを加味しても面白い。
『ジャパニーズサムライ・ミーツ・ガール1590』(ねじ巻き式ウーパールーパー氏)が真っ直ぐに面白い。
『華燭の春 燐火にて』(Id氏)がすごい……きっちりかっちり読みにいけばまた別のものが見えるのかもだけど、まあとにかく普通に流し読んですごい。
東方SSメモ114
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集114にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。

『境界の見る夢』(サメジマ氏)
【感想】
 八雲紫の起こりを丁寧に描いたという感じのお話。
 人と妖について妖の側から見たお話でもあり、光に焦がれてしまった闇のお話でもあり、そして闇が焦がれたのは本当にただ一つの光だったのだろうか、と疑問に思ったりもしないでもないお話。
 ここからは個人的な戯言なのですが、これはなんていうか、お話的には『妖怪』という存在への根本的な問題提起を孕んでいて、どう処理してくるのかなーと思っていたらわりとあっさり解決しちゃったんだけどそれがいいのだろうかというか、考えてみると「東方」の論理では確かにそうなのかなーと思ってみたりもするけど実際どうなのか、何が正しくあるのか、東方萃夢想にて伊吹萃香は人を萃めるだけでなく、人を攫う必要があった──それは、その『必要』は、誰に、なにごとに対して? そして、そして、です。それが失敗したのは霊夢の能力ゆえであり、そして「東方」には確かに、博麗霊夢がいる……。
 ……というのはあんまりこの作品そのものとは関係ない思考なのですがそれは置いといて、この作品における八雲紫のように在れるのならばそれはとても好いことなのだろうと思う一方、「(彼女と人間の関係に限らない、あるいは人と妖怪の)それまでの関係」を彼女が忘れ捨て去ってゆく過程のはじまりでもあり……幻想郷というのは果たしてどういう場所なのかな、と少し思ったりもしました。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】71/100点



 そのほか一言メモ。

『利きチルノ』(MS***氏)が、なんだか小気味よい霊夢と魔理沙。
『答えるは友』(あとん氏)が心地よいマリレイ。
『すべての存在の死について』(nekojita氏)がタイトルそのままに幻想郷のものたちの死を描いてる作品。

東方SSメモ1~3
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集1~3にて。
 今回は一言メモのみ。

『博麗の巫女』(耳の人氏)がわりとシンプルにいいかんじの霊夢さんにして靈夢。
『櫻酒』(風城一希氏)が、霊夢と魔理沙の飾らない原型を見せてくれているような。
東方SSメモ113
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集113にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。


『彼女がその目を閉じた理由』(RYO氏)
 この発想の方向性は参考にしたい。以下レビュー転載。

【感想】
 これは面白い……面白いんだけど、中身については語らないほうが多分いいので困る。
 タイトルとあらすじの通り、こいしが第三の目を閉じることにするお話です。
 内容についてはあまり語りたくないのですが、なんというか、発想が素晴らしく……そして、この作品の舞台となる地底を想像すると、なんだかすごく楽しくなる。良い短編です。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】66/100点



 そのほか一言メモ。

『佐藤家の食卓』(紳士的ロリコン氏)がすげー面白いコメディ。
『まるで彼女は人間のようで』(のしのし氏)がマリアリの一つの書き方として面白い。
『この物語にタイトルはありません。』(ケチャ氏)が素敵なレイマリ。
『或る転生』(nekojita氏)は魔理沙が魔法使いになる話として一つの考え方。
『こいしっくわーるど』(超空気作家まるきゅー氏)が素敵なこいしちゃん&輝夜と妹紅。


東方SSメモ112
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集112にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。

『11%ハクレイガール』(胡椒中豆茶氏)
 高倉健似の阿求父が博麗の巫女になるお話だ。
 壊れギャグに見えるかもしれない。というか実際壊れギャグな面はある、の、だけど、他の人の読み方に何かを言うのはあまりよくないことだとは思っているのだけど、しかしそれでも、壊れギャグと、『そうとだけ』見るのはさすがに勿体無さが過ぎると思うわけで。このあたりは同作者の別作品『ラストプリンセス娘の挑戦』とかにも言えるのだけど。
 『ラストプリンセス娘の挑戦』『自称私立探偵○○○ 最後の事件』『ろくでなし』『探しもの、見失うもの、見つけもの』……私的には、この作者の長めの作品におけるテーマはわりと一貫しているように思います。
 すなわち、“世界を愛すること”。そして新しめの作品になってくるほど、“自分自身を愛すること”もすごく強調されてきてる。氏の作品には愛がある、みたいなことをかつて誰かが言っていまして、この読み取りはその受け売りなんだけども、たしかに、『愛』というのは氏の作品のキーワード足りうると思う。世界への、自分への愛を取り戻し、あるいは確認し、そっと胸の内にひそませて、これからもまた歩き続けてゆく……氏の作品は、本質的に、どうしようもなく王道な“再生の物語”なのです。
 そしてまた、初期状態としての喪失や絶望、それが何かに満たされてゆく過程、『こんな自分』にあんまりにも優しく語りかけてくる世界、……描かれる物語の切実さや誠実さ、それらを文章にそのまま乗せ、現すほどの技術も併せ持っている。氏の作品が評判高いのはこの辺りに理由があるのでしょう。
 ハクレイガールももちろん、この系譜の作品です。一つの読み方として、上述したような『愛』をキーワードにしたあれこれをオススメしたく思います。

 ところでもう一つ、もう一つ補足したいことがありまして……前半に比して後半がダレてきてるんじゃないかという意見がちらほら見られまして、それはある意味正しいんじゃないかとも思います。あのバトルはね、父の意志を、想いを、何よりも雄弁な形で見せ付ける、阿求の心に刻み込む(そして阿求は父の危機に自ら行動さえ起こす!)という意味で、存在自体は問題ないのですが、それにしても少々ダレてないか。おそらくその指摘は正しい。感覚的にですが、正直、私もそう思う。何かこのバトルは、ちょっと、変だ。
 なのでここは、父の対戦相手たるレミリアに目を向けましょう。
 具体的には、上で名前を出していますが、『探しもの、見失うもの、見つけもの』の中にちらりと見えます。

(以下『探しもの、見失うもの、見つけもの』より抜粋)
 ま、今のあんただから話しとくけどね、吸血鬼条約の事よ、あれって実は私が幻想郷に一人で来た時にちょっとばかしここの腑抜けた妖怪と遊んでやってたらね、八雲が超マジで私にかかってきたんだけど、なかなか骨のある奴でさ、私もつい楽しくなっちゃって、相手も年期の入った妖怪でしょう、ほんとに楽しくてね、ついついあいつを結構やばいとこまで追いつめてやったら、あいつ私をスキマとやらに閉じこめたんだわ、うん私の勝ちって事。

 閉じこめられたのにお嬢様の勝ちなのですか。もちろん私は聞き返した。

 いいこと咲夜、あんただってわかってるだろうけど、世の中には使ってしまえば100%相手を簡単に倒せてしまう能力もある、私の運命を操る能力もそう、八雲の能力もね、先にそういう能力を使ってしまえば、それは自分の負けを認める事でしかない、わかるでしょ。
 私にも八雲にも、相手を単に倒すというだけならそれ以上簡単な事は無いってこと、だから大事なのは倒すか倒されるかではなく、相手に勝つか負けるか、そしてあいつは負けを認めた。
(以上『探しもの、見失うもの、見つけもの』より抜粋)

 わりとこの作者さんは、設定やキャラクターを、そこまで厳密ではない感触もあるのですが、しかしわりと、「繋げる」タイプである節があります(たとえば同作者の『ろくでなし』内に、『ラストプリンセス娘の挑戦』に登場するまりなに関するものと思われる記述があったりします)。ひょっとするとこのレミリアも、と考えると、あのバトルをもう一つの視点で眺めることができるかもしれません。そうすることで、なんだか色々なものがぴったり収まる感覚があるかも(実はこの辺そこまで詳細に検証してないんで誰かまかせた)。

 ていうか胡椒中豆茶さん次作の投稿まだかなーっていうか帰ってきてくれないかなぁ……。ラスプリの続きとか霊夢さんが妖怪の男とできちゃった結婚する話とか見たいのですが……。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】83/100点



『親愛なる“幼年時代”さまへ』(こうず氏)
 うううううううううんこれはすごい。
 ぶっちゃけ理解できてる気はしないというか表面を掬い取れてる気すらしないんだけど、これはそういうものでいい。少しはなれたところから、真っ黒い、過度な輝きを持たない、冥い宝石を見つめているような、そんな感覚。そしてそれできっといい。
 こうずさんは、私自身全て読んでいるわけではなく、また感覚的な言い方で申し訳ないんだけど……文章がキラキラしてる、とまではいかなくとも煌めきが時たま見られるというタイプの方のような気がします(同様の印象はNさんあたりにも持ったりします)。これは単語選びのセンスなのか、それとも単語の繋ぎ、語りのセンスなのか……このあたりはきっちり分析したわけでもないのでわからないのですが。ただその分、と言ってしまっていいのか、リーダビリティを少々犠牲にしてるところがあるかな、とも(ただ、最近はわりと普通に読みやすく、そこまでリーダビリティ犠牲というわけでもなくなってきたかもしれない)。
 さてこの作品に関してですが……作者さん自身に文章煌めき度の上昇&リーダビリティ下降のアビリティがあるような気がするとは上述しましたが、この作品は、そのアビリティを極端に強化した文章によるものと思います。言葉、文章一つ一つをじっくり楽しみたい作品。けどめっさ読みにくい。その読みにくさは、お話のよくわからなさというか掴めなさ(上述したように私はこのお話を「掴んで」はいないです。フランドール・スカーレットを見つめている感じ)も影響しているのでしょう。
 でもね、よくわからないけど、よくわからないからダメって類のお話ではないような気がするのです。
 というか、この文章煌めき度の高さと、するりと飲み込ませてくれないお話が、“フランドール・スカーレット”と“幼年時代”を描くにあたって凄まじくマッチしている。ハンパなく読みにくいのは確かなんだけど、それでもたまにはこういう作品を味わってみてはどうかというかんじでオススメです(ああ、『味わう』という表現がすごくしっくりくる)。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】78/100点



『仮面舞踏会の夜に』(デルフィ氏)
 雰囲気が素敵、などと抽象的な言葉を使ってしまうのはレビュー(紹介)をするにあたってはわりと負けた気分なのですけども、いやしかし雰囲気が素敵。
 自分のなりたいものへと変わることが出来る幻想の仮面舞踏会。そこに招かれた、稗田阿求。この作品の彼女はパチュリーと『とても』仲が良いのですが、しかし基本的には幻想郷の誰しもとかかわりを持ち、そして一方誰しもと深いかかわりを持たないキャラと言えるであろう阿求の視点から見るこの仮面舞踏会は……『向こう側』の雰囲気を出してるといいましょうか。幻想郷においてすら幻想的な、非現実の空気。酩酊しているような、まぼろしを見ているかのような、淡い時間。そのような表現がとても上手。これは作者さんの文体、いやもうちょっと広義に、作者さんの小説の書き方とも絡み合って効果を出してると思う……ちょっと感覚に任せた言い方をすると、女性的なのですよね。文体やキャラの心情もそうなんだけど、何を文章として表すかのチョイス、目の付け所みたいなのが、すごく女性的。そのあたりが、良い意味でのふわふわ感に繋がってる気がします。
 ただ強いて言うならこの作品、阿求が見る仮面舞踏会を描いていたのが、当然ながら(?)仮面舞踏会を舞台にしたパチェあきゅへと移り変わってゆくのですが……個人的には、阿求が見る仮面舞踏会そのものをもっとじっくり描いてほしかったかもしれません、というかそれだけで一作あっても良かったと思うくらい。そのくらいに、この作者さんが書く、阿求が見る仮面舞踏会そのものというのが、見てて面白く、興味深かったので。
 とまあ、素敵な雰囲気を身にまとった良作でした。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】71/100点



『妖精たちの遠い夏』(blue_nowhere氏)
 妖精の一面。
 東方における妖精というのは、わりと毎日楽しそうに見えます。なんかいろいろ悪戯なり何なり好き勝手して、きゃはきゃはけらけら笑ってるイメージ。刹那的にはたしかにそう。
 なのですが、もう少し広く考えてみると……私たちにとっては、ときに残酷に思えるすら程度に『違った』生態であり、『違った』生き方をしてるんじゃないかなと考えることがあります。この作品は、私のそこのところの思考にするりと入ってくるものでした。もしかしたら作者が考えて欲しいのとはちょっとずれているかもしれない。この作品に「物語」がないわけではない、というかちゃんとあるのだけど、私はそこよりも、その物語を通して描かれてる「妖精のありかた」みたいなのに興味を引かれたから。三人称で、少しキャラから『離れた』感覚のある記述も、その演出に一役買っているように思います。
 読んでみて、妖精への思考がちょびっと広がった気がします。短いしオススメ。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】64/100点



 そのほか一言メモ。
『器物破損時に於けるセメダインの圧倒的有用性について』(nekojita氏)はいい感じの掌編ギャグ。
『悩める乙女は取り敢えず暴走した』(Hodumi氏)がいい感じに魔理沙ちゃんおっぱい
『Uを探して』(大根大蛇氏)がよい秘封倶楽部。
『LINE』(夢月みぞれ氏)が、ちょっとばら撒いた諸々を活かしきれてない感じもするけど、わりと素直に楽しめる紅魔館シリアス系。



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