くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SS投稿な報告「ある冬の、小さな八雲と博麗」
 投稿してきたようです。比較的シリアスっぽく見えるゆかれいむ。

 リーダビリティと個人的なこだわり()のあいだでうにゃうにゃと。どちらかというと今回はこだわりのほうにプライオリティ。表示の仕方でいくらかカバーできないかなあなんて思ったりするもおなかがすき。演出やらなにやらとの兼ね合いを考えるのは面白くはあるんだけど、そこばっかり考えるのもなぁとふにゃふにゃしたり。ほんとは投稿時の横幅とかも考えて最終調整したほうがいいのかなあとも思ったりはする。テストできる環境作ってみようかなぁ。

 すこしひょっとしたら中身というか、全体の空気に触れるかもしれないことを言うと、

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第二回東方SSこんぺの話
 今さらだが、こんぺで面白かった作品をメモっておこうというわけだな!

『ブルギ』(SHOCK某氏)はリグル作品あんまり読まないのもあるけど強く感じたのでありまして。
『夜よ少女を抱いてくれ』(ルドルフとトラ猫氏)はこいつぁおもしれぇゆかりんだ。
『ドランクドラゴン・フェスティバル』(藤村琉氏)が小気味よい美鈴と藍のお話。
『『酒(さか)道』』(床間たろひ氏)がなんかもう完全に酒造り講座になってるけど面白いは面白い。
『Hello_World.』(殺意の波動に目覚めたうにかた氏)の妹紅が素敵。
『勢いだけで赤い悪魔に酒を注ぐ』(MIM.E氏)はちょっとこれすごいコメディ作品だと思う。
『暗黒時代』(日間氏)の断酒を成そうとする霊夢さんがかわゆし。
『奇焼酎Z とびっきりの酔いどれ対酔いどれ』(夜勤前氏)が面白すぎる酔っ払いコメディ。
『(嘘)イナバ酒店』(二俣氏)が、ちょっととても見事でしょうこれは。
『蛍に魅せられ雨に香る』(博麗の氏子氏)の、この、本当になんてことないかのような平行世界設定がすごくツボ。

第三回東方SSこんぺの話
 今さらだが、こんぺで面白かった作品をメモっておこうというわけだな!

『夢の子供』(紫氏)は、ちょっと雰囲気過ぎるところもあるけど、ある程度見当付けて読めば面白みがある。
『Voyage270』(noco氏)が、こちらから見る「幻想」の話。大空魔術。
『箱をめぐる幾つかの小話と考察』(xexon氏)がすごくシンプルに真っ当に「箱」の話。
『冥界より、箱に詰めて』(つくし氏)幽々子から、妖忌への手紙。幽々子様が素敵すぎる。
『愛しき貴方、どうか許して下さいな』(らくがん屋氏)のシュールさが好き。
『fly』(藤村うー氏)が素敵な霊夢さん。れいむけーね。
『それは、軌道に咲く。』(blankii氏)月木符「サテライトヒマワリ」ができるまで。バランス良い短編。
『禁域「ミドガルズオルム」』(時計屋氏)は、ロジックだけでこんなに面白いものが書けるのかと脱帽。

東方同人誌感想「THE BOX」
 例によってついったから。

・「THE BOX」(サークル:草枕文庫 作者:合同誌につき略)
 まずケースについてはちょっとよくわからないので考えないことにした(  表紙の箱とそこに描かれた箱と中の箱と本と、これらの関連性をどのように考えればいいのかなぁと思うと、まず表紙に描かれている箱について、四隅の留め金(?)が他の箱のどこにも(内部も含め)再現されていないためまず一つ独立したものであるんだろうなと思われて、そうなると未読の段階でこれらの意味を考えるのはやっぱり徒労になりそうだなと思ったのでひとまずスルーを決め込むことにしたらしく、そういえばいまだによくわかってないなこれ……。まあ誰かが考えてくれるさ(
 さてめくり始めてそして箱は拓かれた、となると逆側には何が書かれてるんだろうなーと思ってしまって先にそれをチェックしてしまう早漏っ子で申し訳ない、確認しつつふーんと思って進めてみるとDOMAINにたどりつき、そしてまた裏側には何があるんだろうなぁと思って逆側からぱらぱらとめくり十数ページほどめくって「ふぅ、ん……?」と思いつつまた戻ってえっちらおっちらDOMAINを読み、さてさて、と。
 最初の部分を読み進め……この段階ではどっちが内でどっちが外か(六つの面で区切られる空間の外と内はどのように区別されうるのだろうかー的な)系の話を想像しつつ。ここ、展開的にというか蓮子とメリーに違和感があるんだよね……そう、蓮子はどうでもいいとして、メリーに。しかしここメリーの一人称なので何かしらの仕込を疑うのは難しいのかな……。
 「プロローグが存在する」という時点で、この本の中心を貫く一本の筋が存在することが想像されるので、この段階で、そもそもこれはどういう合同誌なのかなーというのを再考する必要に駆られる。何故六つの話なのか、何故これらのテーマなのか、何故箱であり、六つの面なのか。
 Ghost Operation:幻想科学なる言葉(に付随して文明ごっことかも)を想起する作品。幻想科学、そう、これを想起させる面白げないちアイディアをひねり出してる時点で半分勝ってるよなーという作品。ただもう半分は、個人的には幻想科学の成果物だけでなくそこにたどり着くまでの理論や動機やハッタリ等々この手の作品ではもっと楽しませてほしいなーと思ってしまうし、少々ページ数が少ないのもあってやや物足りない面があり。面白いんだけども。
 一つ目の作品を読み終えた段階で意識に飛び込んでくるのは、四角と四角だったり、面だったのが箱になってるのだったり、私がわたしだったり、あとなんだか/だったり。まあチェックするところのようであまり気にするところでもあるめぇ的なノリで。
 太秦ランドスケープ:ウェブをメインにしてるSS書き(?)としては使いたいけどもなかなか使えないものの一つとして傍点とルビというのがありまして、なんだか遠い目というか生暖かい目というか羨ましげな目というかそんなかんじでぼんやり眺めてみたり。ルビ芸だとラキチャあたりが記憶に新しいんだけど、基本的に本で書くことをあまり想定しない人なのでこれは普通に羨ましいなーと思いつつ。物語の大部分が虚構であることの意味合いについては、大部分でしかないが故にあまり考える気が起きなかったりもするのだった……。
 二つ目を読み終えて、箱が何されどうなったのかはあまり気にしないところなのかなーという感覚を得始めていたりだったらしい(
 魔女、匣の廻轉を語りて曰く:つくしさんだー、つくしさんだねー、つくしさんだよー。しかし難点は四ページ目くらいでオチが想像ついて実際にその通りだったこと、と言いたいところだがそもそもそんなにページ数がry
 これは、というかこの作品の彼女は解釈の余地があるように思えるんだけどどちらかというと私にはよくわからないと言うか、食の作品と微妙に通じなくもないよくわからなさがあるやも知れない。あと初読の時は、「この合同はこれありなのかー」と思ったとかなんとか。
 ライブハウスではお静かに:ちょっと「苦手」や「個人的好み」の違いが重なってはにゅはにゅしてしまったり……視点が雑多に移り変わったりとか苦手なんね。場面も大きく変わってるってならまだしも。あと廃墟好きなので自分でも秘封廃墟とかやってみたいなと思ってるんだけど、具体的には言わないが廃墟萌えポイントの相違がすごく出てる感。そしてオチがわりとすぐ読めてしまう……というよりも、「これがオチになってしまう」ことの方が苦手と言うか。ここらへんは昨日某氏と話して「価値観の違い」と結論したのでまあ仕方ない……仕方ないか……?
 ジョンバールの娘:すげえ……挿絵のチョコがまるで実写だ……(  六つのお話の中でたぶん一番好き──好きなんだが、この辺になると流石に気になってくるのが、個々の掌編がこの合同誌のコンセプト(?)にどれだけ寄与しているのかということだったりもして。
特にこの話は、そう見ようと思えば、成分の殆ど全てがこの合同誌へのわかりやすい示唆になってるように感じられてならないのですね……だからといってこの話単体についてどうこういうわけではなく、どちらかというと、ではこれまでの話はどうだったのかという気になり方をするのですけども。
 さて、それまでの作品を見返してみると、わりと結構そういうところがある気がする、というくらいになるのですが、これがどのような意味を持ってくるのかはまだちょっとわからない、もといわからなかったと。
 オルタ:表紙が出オチすぎた……(  いやあれは出オチだろうw いろいろ面白げなんだけど引っかかるところも多いかも。……になってる演出がどのような意味を持つのかはわかりそうでなんかわからなかったり。?(クエスチョン)な情報が抜け落ちた(記録あるいは再生される意味を持たされなかった)と考えると、感情タグの存在意義と競合するように思うし。んー、いや、これでいいのか? とも一瞬思ったけど、やっぱり、……に変えてるというのはよくわからんな……。あとめがねさんに追従するわけではないんだけど、捨てることに対してすら何も感じないというのはやっぱりちょっと想像できない(仮にそのような世界であるとしたら、秘封倶楽部なんてものは存在しうるのか?)し、またそのような世界であった場合、やはり、そのような世界であることをいちいち描き説明していることそれ自体が違和感になる。うーん、なんか、なんだろう。なにかズレを感じるんだが。まあいいか。
 えーと全体としてどうなるんだろうそれで。二次創作あるいはn次創作性に対する表現作品という感じになる……のか……? THE BOX(n次)世界に存在する箱(n+1次)の中のお話においてそれぞれn+2次性が示唆されていたり、あるいはn-1次が示唆されていたり。
 あるいはn次創作への疑問と言うか悪意と言うか……うーん、こういう解釈にしてしまっていいのかなぁと悩むところなんだけど、正直これ以上を考える気があんまり湧かないんだ。
 かたるさんが私に買ってみていいと言ったのはすげーわかるっていうか正しいんだけど、まあそこらへんはおいおいだ。
 ……ああ、なるほど、考えてみたら、オルタは「合う」話なのかも……というかこれだけが自覚的な上で明確にしてる感じなんだけど、合同誌の体裁を考えるとこれは大丈夫なのだろうか……んーいや、自覚的とか明確とかはあんま関係ないのかなそれとも。
 (1)主にオルタから逆説的に導き出されるあんまりやりたくない読み方をする (2)それぞれの掌編に合同誌としての力場はそれほど掛かっていない(作品表現としてのあまり厳密な統一は為されていない)と考える (3)私が思い至っていない読み方が存在している  複数回等可
 うん私はこのくらいだ、あとは他の人にまかせよう。
東方同人誌感想「いつかの星のその名前」「神社生活+ねこ」
 例のごとくついったーから転載。

・「いつかの星のその名前」(サークル:poprication 作者:べにしゃけ氏)
 実は今回気になり度でいうならかなり高くて、というのもなんだかネタ被りの気配がしたからだったのですが読んでみると意外なほどに被ってなかったたぶん……長編と同一世界観なのを鑑みると、少なくとも「点」での重なり方はしてない感じ……「線」の方はどうかわからない、というか仮に「点」で被ってたとしても「線」の方では重ならないパターンだろうと思っていただけに、むしろこれは「線」が微妙に近くなるのではないか感が無きにしも非ずだけどまあたぶんそうはならないだろうってことで。
 「でも、それは──」がどこに掛かるのかという話なんだけど、長編の流れとこの作品単体とを考えると、やっぱりこれは素直に魔理沙に掛かってくるんだろうなという感じがするのでのでのでのでー
 「さびしい」がどこからきてるのかは長編の最初のやつを読んでるかあるいはレイマリ脳かつレイマリセカイ前提で読まないとよくわからなさげな感があるかも。魔理沙のはこの本単体でわりと明確にほのめかされてるんだけど。
 ……しかしこれ、裏の意味を持たせて(ここで言う裏の意味が被りを危惧してた部分なんだけど)ないよな……? 最初四ページくらい読んだ段階で「あ、これ絶対被った」と思ったんだけど……あ、これもしかしてこっちに掛かってる……? いや、えっと……。
 like a stepからの流れをもうちょっと意識して読むべきなのかなとも思ったが、これはたぶんほのめかされてないよな……? と思ってしまうあたりに漫画媒体の不自由さを意識してもしまうのだけど思考があっちに行き始めたのでこのくらいにしておこう。



・「神社生活+ねこ」(サークル:PERSONAL COLOR 作者:桜庭友紀氏)
 この方の作品読むの久しぶりなんだけど、なんか、絵柄変わったなぁ……。久しぶりにだからそう思えるだけだろうか。具体的にどんな変わり方をしてるかとかはちょっとよくわからないけど。
 タイトルどおり神社生活+ねこなまったりほのぼの。ゆかれいむ要素を欠片でも持ち合わせている人ならキャラに違和感などもあまりなかろう、堅実安心なほのぼの作品ってかんじ。特徴としては、諸々の小道具がすごく効いてる印象……同人誌ってなんとなくキャラばっかり描いてる印象があるんだけど、
 そこにアクセントを加えるバランスよい小道具配置。これは、収録されてるのがそれぞれ四季(プラスアルファ)に対応する掌編であるというコンセプトから導き出されてる感。こういうふうに四季を描くのってやっぱ楽しいというか、なんとなく目指してしまうところですね……(似たようなのやったことあり
 ただまあ、その四季というコンセプトが足を引っ張っている……わけでは決してないんだろうけど、なんとなく終わり方が尻切れトンボというか、変なふうに発散してるというか……少なくとも作品として、お話の流れとしてオチが付いてないよなー感があって、そこだけはもやもやかも。
 「猫がいる生活」の空気を描くことはできていると思うんだけども、という。秋になって、これ紫の冬眠くるのかなーと思ったら案の定来て、微妙にゆかれいむじみた空気が流れて、そして私にしては非常に珍しいことに、これゆかれいむ本筋っぽくになっちゃうのかなーやだなーなんて思うくらいには
 「猫がいる生活」の空気を描けていただけに、ちょっと残念。まあ、だったらどう終わらせりゃいいのかと問われたら困るような流れの作品ではあるんだけどね……ところで最後のページの一コマ目にねこが二匹いるのは何なんだろう……普通にミスだと思ってしまうくらいには意味がないのでたぶんミスか。
 あと、ゆかれいむよりもむしろ表紙でレイマリを期待していたのですがそれは表紙詐欺というものでした、まる
 たぶんだけどこのオチ無いもやもやは、ねこが来るまでの流れを最初にちゃんと描いているからこその気がする。「始まり」を描いているなら「終わり」があった方が収まりがよくなる。これがたとえば、最初らへんでもうねこが当たり前のように神社にいて、途中らへんで事情を知らない誰かにねこが来るまでを台詞のやり取りいくつかで軽く説明、ってくらいだったら、「なんとなく始まってなんとなく終わる」形式に落とし込むかたちで、もうちょっと全体として均せた感がある……かも?


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