くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
東方同人誌感想「夢から、さめる」「Week End」
 おもについったで垂れ流したやつの転載です。
 読んだ東方同人誌(漫画、SS問わず)について、なんか気が向いたときに適当に書いたりしたやつです。
 感想としてちゃんと書こうとしていた時代もあった。



・「夢から、さめる」「夢へと、しずむ」(DreamWish)

「夢から、さめる」が前回の冬コミで出た小説同人誌で、「夢へと、しずむ」はそれと連動したWeb連載ですね。http://www5c.biglobe.ne.jp/~D_Wish/index.html

こちらのサイト「DreamWish」さんでは、既刊公開みたいな感じだったりでちょこちょこ面白い東方SSがあってオススメなのです……。

さて「夢から、さめる」ですが、まずマリレイ風味でかつ滅亡系ってことで、個人的好みとしては超ベストフィットなわけで……超要約すると、主人公魔理沙で、幻想郷か霊夢かという選択を突きつけられちゃったりする話なのですね。

ひとり抗う魔理沙なのですが……この抗い語ってのがすごく真っ直ぐなんですね。真っ直ぐすぎて、途中までは違和感があるくらい。幸福なことに、霊夢の側に、ゆれる描写と言うのが一切存在しないわけではありません。……がしかし、

もしも霊夢の側にそれがなければ、魔理沙はもう、道化というすら優しいほどに滑稽な存在じゃないか。……いや、あえて言うなら、霊夢の側に揺れがあるのは、ただこの物語における偶然の優しさでしかない。これは『偶然にも』優しい物語だけど、しかしあまりにも悲しくて滑稽な物語じゃないかと、

そんなことを思ってしまうくらいには、あまりにも魔理沙が真っ直ぐな話。……だけどこれが、意外なほど鮮やかにひっくり返される。

一文のための、たった一言のための物語。これはそういうものだった。後書きに「元々は『霊夢の話』を書こうと思って」とあるけれど、なるほどこれは霊夢の話……霊夢の解釈に基づいた話だった。

一文のための、というにはちょっと長いかもしれないな……「STAGE-4 楽園の素敵な終焉」のための、というべきか。これ見る人によってはちょっと突拍子もなく感じるのかもしれないけど……私もわりかし霊夢解釈とかもにょもにょ考える人なので、これはけっこう自然に受け止められた。

たった一文で無理に理を通すってことをやってみたいもんです……いやはや。

「夢から、さめる」はわりかしマリレイな話なんで……幻想郷の崩壊って事に関しては、「夢へと、しずむ」の方でオムニバス的に触れられてる感じ。これもまた、阿求の一言にハッとさせられた感じ。思えば「東方鬼国灯」もそんな感じだった気がする……たぶんこの人、それが上手いんだなあ。

ひとまずこんなくらいにしておきますか……まあ「夢から、さめる」の方はもう通販死んでるみたいですがー。




・「Week End」(穂積名堂)

というわけで「Week End」を読んだのでした……が、わかるようなよくわからんようなで、いかんなあ、最近速度重視で読んでるのもあるのかもしれないけど、考えて読むってことをぜんぜんしてないなあと。

良い意味か悪い意味かわからんけど、とりあえず350ページ超読んだ気がしない……改行空白多いタイプの文章だったからかもしれないけど。読みやすいと感じたのは確かかも……。

んー、なんだろこう……私が『知らない』フランドールの物語って感じ。だからコメントしにくい……『気づかなかった』ではなく『知らない』だから。ぜんぜん違う場所で戦われてる感が。

なーんかしっくりこないな……これハッピーエンドじゃなくねーかなと思うんだけど、そこらへん考えるための土台である作中設定の読み込みがいまいちできてないっていうか……あーこりゃ不毛な気がしてきた、たぶん『他に手はなかったのか?』という思考に近い。

ってことはハッピーエンドじゃないんだなこれは。トゥルーエンドとすらいえない。作中にもあったけど……もうとっくに間違えちゃってて、どうにもならなかったお話か。紅魔郷を絶望で覆うお話。

なぜなら……なぜなら、うん、ここらへん作中設定の読み直しがめんどくさいのであやややややだけど、これは、フランドールを殺すお話だからだ。レミリアが縋り続けていた可能性をついに断つお話。週末にして終末。

うむ……なんかひとまずこの理解でいいような気がしてきたぞ……いや、あれ、どうなんだ? アレは「分離」であってすなわち救いなのか……でもそうだとするとなんか根本的に設定がよくわからんし、ってことはたぶん救いじゃないってことでいいんだろう。

何も考えずに読んだら甘ったるい話なんだけどな……それでいいのかなほんとに……? という感じのお話でした。私はどちらかと言うとバッドエンド支持……。

レミリアは果たしてフランドールを殺すことで、『ゼロ』に戻していたのか。妹に寄り集まったものをそぎ落とし、コンマゼロゼロの妹を保持していたのではないか。だけどフランドールはもういない。既に、十や二十が積もってなくなることはないから。

「Week End」 ひとまずお終い。


コメント投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバックURL
http://kurubata.blog58.fc2.com/tb.php/1116-b587ad84

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。