くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方同人誌感想「Witch of Life」「RAINMAKER(2) 風の又三郎」
 感想と言うよりかは読む上での私的備忘録ですね。
 おもについったで垂れ流したやつの転載です。


・「Witch of Life」(にわかあめ)

というわけで、「Witch of Life」を読んだのです──アリス教だ! みんな逃げろー! いや読めー!

まずはまずは、ものぐさアリスがかわいいのです……いま私もそんな感じでアリス書いてるので、もうほんと胸がキュンキュンしました。序盤で「乙女」という単語が出てくる回数をついつい数えたくなってしまった。

氏の作品には、後書きにもあるとおり日本神話パロディ的なのが多い感じなので、正直わかんぬぇわかんぬぇけどすげえっていうなんともミーハー的に圧倒されてるのが常なのですが、さて今回はわりと洋風ってことで、いつもと比べてわかったかなーというと、なんとなくわかった気がしないでもないですがやっぱりどうだろう。歴史とかもうちょっとまともに学んでおけばよかったってか私は文系でもよかったんじゃないかとたまに思う……。

アリスがかわいい、アリスがかわいいぞぉってことでだいたいいけます。いまにして思うとやっぱり、「アリスのための物語」にはわりと常に陰鬱な雰囲気が付きまとっていたのだと思う……この作品にそれがないのかといえばそういうわけでもないのだけど、うーん、ここに関しては「Witch of Life」よりも「アリスのための物語」について語る感じになっちゃうかな。どちらかと言うとこっちが普通なのだと思う。あっちのアリスさんが狂気。

そして魔界でのアリスさんの生活の描かれっぷりが楽しい……基本的にはほのぼのベースのお話に見えるかも。さすがに怪綺談はプレイできてないんで、この辺のは普段あまり考えてなくて、ほとんど想像になるだけに余計に。全体的には「グリモアの少女」を彷彿とさせるつくりかも……。

あとアリスを描く物語の場合、旧作とWIN版の境に関しての解釈が垣間見られることが多いですが、いまのところ平行世界系か時間超過(跳躍)系、あるいは普通に年表通りってのをよく目にするかも。平行世界系だと幽香との繋がりが描かれやすいような気もする……幽香は旧作からWIN版にかけて、アリスと同様に「変わっている」キャラだからかな。幽香視点でこの境のことを書いた作品って何かあっただろうか……。

んで、も一つ興味向いたのとして。アリスが神綺の後追いというか、同じように(この作中でのそれが「同じように」かというとたぶんぜんぜん違うけどそれは別として)神になるっていうこと自体は、わりかし直感的に線上に浮かんでくる……「Witch of Life」内ではアリスは神綺と「違った」(いや細かく言うとどうかなこれも)ものとしてそこへの道が開けるけど、同じものとして、神様に「なってしまった」という方向で私は頭を働かせてみたい……かも。

なによりともかくアリスかわいかったよアリス。というくらいでひとまず、「Witch of Life」について、お終い。





・「RAINMAKER(2) 風の又三郎」(雨山電信社)

というわけでRAINMAKERの二巻を読んだのですよ。いやもう最高です……だがみんな、浮き足立つなよ! これたぶんやってることはかなり王道のレイマリですよ! かなり王道のレイマリですよ!

やってることはおそらく王道のレイマリ……とするとどこが特徴的なのかというと、「それ以外の全部」です。いやあるいは、それすらも含めた全部なのかもしれない。

なぜなら……巷に溢れ、数々の良作を送り出している「東方を読み込んで再現あるいは再構成する」というパターンを越え、「東方を飲み込んで再創造する」の域までたどりついてるんですね。ある意味これこそが正しく二次創作なのだと個人的には思います。

でまあ、この「再創造」によって発生する面白みやその仕組みに関して解説するには、どうやら「RAINMAKER」よりも、既刊の「THE WORLD IS NOT ENOUGH」の方がやりやすそうなのですが……でもこれ自分もパク、じゃなくて自分でも武器として使っていく気なので解説しない。

その解説しない部分については置いといて、シリーズというか雨山電信社さんの作品通しての魅力について言及するなら、やはりこの幻想郷世界観……SF的と言ってしまっていいのかな。この、夜の闇と科学の光が適度に絡み混沌を為している、描かれる世界そのものが素敵すぎます。

(まあこのあたり、個人的なアレをいってしまえば、デジモンアドベンチャー的というか……ゲームのデジモンワールド、あれのファイル島という混沌の世界が大好きでして、要するに個人の好みベストフィットなのですね)

もうちょい細かいとこ、各キャラについて……というか二巻はもう初っ端の二ページで撃ち殺された感があってやばい。たぶん、たぶんだけど、のっといなふも含めて霊夢の内面が描かれたことがあっただろうかっていうね

すごく真っ直ぐで、ある種単純で、だからこそ物語のうねりが恐ろしい……願わくばハッピーエンドで終わって欲しいと、そんなことを思うくらいには入り込んでしまっています。だって、霊夢は、まだいくつも欠けているところはあるかもしれないけど、それでもきっと、「人間」になったのでしょう?

そして阿求も……どす黒い、本当にどす黒さが染み出るようなひとになっていますが、それでも「悪」には見えない。これもたぶん、のっといなふと……同じ精神性というかな、少なくとも近いそれが透けて見えるように思います。まあ最終的にわりと酷い目に遭いそうな感じもしますが……

酷い目といえば、リグルはちょっと笑ったw ていうか妹紅はチョイ役なのかな……さすがにこれだけではなく、もうちょい先でも出張ってきそうだけど。しかし一巻の流れに対して、うどんげの出番が無かったなあw あのうどんげ好きなんだけどw

(そういや結局のっといなふと繋がってるのかな……RAINMAKERの次にのっといなふが来ると仮定すると、今のところ齟齬は無い……っけかな? ちょっとのっといなふ読み直すか……)

(サブタイが宮沢賢治っていうのは北都祭で人比良さんに聞いて知ったっていうか宮沢賢治くらい読みましょうねわたし。次回は四巻中の三巻で「銀河鉄道の夜」とのこと。「最終巻が銀河鉄道の夜なら魔理沙は死にます」とすごくいい笑顔で人比良さんは仰っていたが、はてさて……)

ただ、魔理沙の描き方は、のっといなふと繋がってるよねこれ……少なくとも同一世界観パラレルとは思って読んでます。たしかにのっといなふではちょっと欠けてたというか、うーん、全体テーマの中でリグルと対比させて、なんとなく想像させてた部分? 魔理沙についてそこまで具体的ではたぶん無かった。

(具体的で無かったと言うのには抵抗があるな……あれはあれでちゃんと描いてたと思うし。ただ今回は、それに増して具体的、かつ説明的というか。全体テーマとしては前回とも通じつつ、今回はその枠の中に霊夢も組み込まれそうで、だから怖い部分がある……しあわせに終わってくれたらいいなあ)

そんな感じで、雨山電信社さんの「RAINMAKER(2) 風の又三郎」についてでした。いま現在東方の漫画同人でもっとも楽しみにしているシリーズです。癖が強いのでとっつきにくいかもしれませんが、みんなぜひとも読みましょう!


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