くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ82
・「恋路の行方」(twin氏)
 東方というジャンルでは他のものにくらべて「ガチ恋愛」という要素を含んだ作品がやや少なく感じるのですが、そのガチ恋愛を描く人、描ける人といったイメージを氏に対しては持っています。
 また、東方のキャラたちからいつか少女性が失われたその時を、「女性」になった時を描くことが多くて、そしてそれにかなり説得力を持たせることができる人だとも。ガチ恋愛といった方向性とうまくマッチしている結果なのかもしれませんが、氏の描く女性キャラはどれも、すごくすごく魅力的です。彼女らの少女性を見慣れている私たちからしたら、それはおそらく、恋愛に伴った何かしら喪失の匂いを漂わせているがゆえの魅力。他の作品では滅多に見られないものです。
 このお話ならば、魔理沙も、霊夢も。二人の、殊に霊夢の心情を自身の中で再構成しようとすると、本当に胸が痛くなる。
 「博麗」の外伝において、物語からいくらか削られていたように思えた歪な部分も、完全なまでに補完され。もはや言うこと無しの作品です。この作品集で一番好き。ダントツ。

・「阿求の守矢滞在記」(鹿路氏)
 アットホームな雰囲気のまったり話……とは限らないけども。この作品集で三番目に好きなやつ。
 「ヘアーブラシとアスピリン」の人ということで。なんとなく読むモードの私だと微妙に地の文でよくわからなくなるところもあったのですが、ちゃんと読むモードに移行してみるとやはりこのくらいの地の文に個人的には味を感じるのです。安心して読めるお話、といった感じです。

・「お賽銭箱物語」(PNS氏)
 面白い二次創作には付き物の熱量みたいなものを、たしかに感じるお話。この作品集では二番目に好きです。
 自分としては、おばちゃんと霊夢の交流部分が一番好きだったりもして。
 しかし個人的に一つどうしても気になったことが……というか根本的なことなんで、これを言っていいのかどうなのか……なんていうか、どうにもお賽銭箱ってネタが浮いてるように思えてしまって。「お賽銭箱物語」なんだけど、お賽銭箱がきっちり中心に添えられてないような、ちょっとちぐはぐ感。いや添えられてはいるんだけど、添えられきってないというか、(三)までいったらほとんど存在薄くなってるし……これを言っちゃうとほんと低レベルな感想になってしまって嫌なんだけど、ぶっちゃけお賽銭箱無くてもこの話は回るのでは……? という。
 と思いながらブログでの後書きを読んでみたのでした。どうやら霊夢やおばちゃんの話はもともとあって、それを語る手段としてお賽銭箱を導入した感じらしく。納得といえば納得ではあります、ががが。


 ほかには、「コイにモーモク」(久我拓人氏)の突き落としっぷりと主人公視点での世界の想像を楽しませていただいたりしましたー。


※後編が来たら読む
 「La Flamme de L'amour」(浅井キャビア氏)
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