くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ86
・「おけのなかにいる」(宵闇むつき氏)
 キスメを主人公とした長編。
 妖怪として生きていた頃、人間のようになっていった頃、そしてその先、現在に至るまで。

 面白い。十分に、当たり前のように面白い。キスメでここまでストーリー性あるのも珍しい。
 キスメを主人公としたストーリーは、まったく文句ない出来です。オリキャラはもちろん、ルーミアとの関係も、さとりとの邂逅も、すべてが魅力的に描かれてる。さとりんかわいいよさとりん。こいしとのほんの一瞬のすれ違いもまた味を出してる。

 ただ、勝手ながら、人と妖の話という側面があるのではないかと見てしまって、その面では、多少まとまりきってないように思えたかも。

「――なぁ緋一。俺ぁ人間なんざ糞喰らえだと思ってたが、中々どうして、悪くねぇもんだなぁ」

「そう。キスメはさ、多分幻想郷に来るべきじゃなかったんだよ。私と再会した後も前みたいに山で暮らしてたけど、私にはキスメの事が何度も『人間』に感じられた。だから多分、もうキスメは人間になっちゃってたんだよ」


 この辺りの流れにもどうにかしてオチをつけてくるのかと思っていたのですが、私が見逃しているんでなければ、たぶんついてないんじゃないかなあと思ったり。再会が、人間としてではなく、互いに妖怪としてのものになってしまったし。後編ではこれらの命題がぶん投げられちゃってた感じがする。そもそもそのへんは私が勝手に感じ取っただけの話なのかもしれないけど、そこまで扱っていたらさらに一段階上の神作品だった。

 あと、設定に違和感を感じた部分が一箇所……。たぶん、さとりが地下に潜ったのは、少なくとも博麗大結界完成よりも前だと思うんだけど……どうなんだこれ。私の認識が間違ってるのかも。まあいいや自分用に設定確認してメモっとけ。

・お燐とおくうはさとりに飼われ始めた頃、すなわち地底が地獄でなくなった頃以来の親友(地キャラテキストお燐)
・数百年前から徐々に鬼の数は減っていき、博麗大結界完成の頃には鬼が幻想郷から完全にいなくなる。(求聞史紀「鬼」の項目)
・紫 (私は地上の妖怪を進入させない約束をした。そして貴方達は地底に大都市を築いた。ただ、その代わりに地中に眠る怨霊達を出てこないように鎮める約束だった筈)(地紫ルート三面会話)
・勇儀 「ないない。鬼の約束さ。地下に堕とされた怨霊達を鎮める代わりに地底世界は私達の物になったんだ。地底世界は私達の楽園。今更地上に興味は無いよ」(地萃香ルート三面会話)
・萃香 (あの地霊殿はね。旧都が地獄でなくなった時に灼熱地獄があった場所に建てられたんだ)(地萃香ルート五面会話)

 ……んー、完全否定もされてないけど、消えていく鬼がどこへ向かって行ったかと思うとやっぱり地底世界が一番に浮かぶので、私はそう考えておこう。
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