くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ107
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集107にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。


『COIL SICK WORLD』(超空気作家まるきゅー氏)

 心が繋がる覚妖怪の悲劇みたいなのとか、心が繋がらないゆえの古明地姉妹とか、そういうのは私もわりと考えてたりなので衝撃だったという。
 私の場合、その辺の思考の元は「私立彩稜高校超能力部」かな。

(ここからレビュー転載)
 超空気作家まるきゅーさんのこいしシリーズの始まりの一手。こいしっくわーるど。
 はっきりいって衝撃だった。かなりダメージ受けた……のはこのレビュー書いてるひとも書き手の端くれで、こいしやさとりに関してもいちおう自分なりに考えているからなんだけど。

実はこれらの思考過程もこいしというキャラクターによってなされているものであり、つまりは一人称であるが、こいしは自分というものがないので三人称的なスタイルになる。
ここに記されている言葉は三人称的記述のように見えるが、実際はこいしの一人称なのである。(本文より抜粋)


 覚妖怪の土台についてですね。
 そもそも東方において、妖怪という、人間とは異なる生命を取り扱うにあたって、書き手には二つの道がある。すなわち、妖怪を妖怪として見るか、人間に近いものとして見るか。妖怪として見るというのはつまり……「その作品を書く際に、人間とは明らかに異なる妖怪の生態や思考を、書き手なりに思考、トレースする」ということをある程度以上の錬度でできているかどうか。
 「人間として見る」ことの方が圧倒的に容易であり、また創想話に存在する作品の多くもこちら側かなと個人的には思っています。東方二次創作における妖怪の多くは、まったくもって人間と変わらぬものとして描写されている。これは明らかに普通の思考形態を持たないであろう古明地こいしにおいても同様で、しばしば彼女は、「心が読めないだけの覚妖怪じみた妹妖怪」として描かれていると私は感じています。
 ……というわけで、こういう書き方などは見てて面白い。
 またこの書き方に乗せて、古明地こいしというキャラクター、古明地こいしという覚妖怪についても、効果的かつわかりやすい描き方をしている。愛のイデオロギーの話とかはなんかよくわかんないけど。
 まあなにやらめんどくさいことをつらつら述べてきましたが、ようするに、古明地姉妹について考える楽しさを思い出させてくれる作品だよ! オススメです。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】80/100点
(ここまでレビュー転載)




『めくり めくる』(カイ氏)

「ねぇ、魔理沙」
「どした?」
「チュー、しない?」
「わり、昼飯が餃子なんだわ」


「なあ、霊夢」
「どうかしたの?」
「……その、エッチしようよ」
「ごめん、生理中なのよ」


 こういう「茶化せる程度の距離」というのはなかなかいいもんです。

(ここからレビュー転載)
 霊夢と魔理沙の、春夏秋冬。
 あらすじは本文抜粋なのだけど、これを見て「うわああああああ百合だあああああ逃げろおおおおおお」となってしまうのは少々もったいない。よく見るのだ、二人はチューしていないぞ。昼飯が餃子なのだから。エッチもしていないぞ。
 しかれども、この作品を見て思うのは、昼飯が餃子じゃなかったらどうなったのかなーということなのです。そんなことに、わざわざ思いを馳せてしまうような作品なのです。
 霊夢と魔理沙。仲の良い友人。
 たとえば冗談でキスしようと言ってみて、冗談交じりに「やーよ」と言われたら、それはそれでいい。
 たとえば冗談でキスしようと言ってみて、冗談交じりに頷いてみて、実際にキスしてみちゃっても、それはそれでいい。
 確固とした結びつきを持ちながら、相手にちょんっと触れてみたりして、距離を揺らめかせてみたりする二人。そんな霊夢と魔理沙が、ここにいるのです。

 レイマリではあるけども百合ではないよねーと個人的には。
 これがよくある百合作品と少々趣を異にしているのは、あらすじに挙げた部分、二人がそれぞれお断りする際に三点リーダが存在しないことあたりからも読み取ってもらえるかと思います。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】54/100点
(ここまでレビュー転載)




 そのほか一言メモ。
『みごろ』(清流泉氏)が、なんか自分でもよくわからないんだけど、たぶん好きなタイプのほのぼの二次創作なのだと思う。
・『幻想郷動乱』(其の壱其の弐 其の参其の終)(7th fall氏)は俺設定語りでしかなかったけれど、設定語りはわりと好き。
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