くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ108
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりする記事。作品集108にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。


『にとりキメラ』(ヶ原氏)

 ニンゲンを盟友とする河童への、ごっつい問いかけ。

(ここからレビュー転載)
【あらすじ】
「助けられたんだよ」
「誰に?」
「ニンゲンに」
「どうやってさ?」
「釣られた」
「……マジか」(本文より抜粋)

 ……と言うようにニンゲンに釣られて助けられたにとりは、そのニンゲンのことが好きになってしまうのでした。ニンゲンは盟友だから仕方ない。ベタ惚れしてしまったにとりの恋路の行方やいかに……!

【感想】
 あらすじに書いたような話だと途中まで思っていた。と言うのは嘘です、が、途中まではそんな話に見えないこともないかもしれません。魔理沙のところに行って話を聞いてもらったり、椛にいじられたりと、やってることだけ見ればわりとラブコメです。途中までは。
 あるところで転変します。
 結果的に見れば(あるいはわかる人からすれば?)、ベッタベタなラブコメは後の重い展開へのベッタベタなフラグと言えるのかもしれません。

 と、こんなふうに書いてしまうと勘違いさせてしまうかもわかりませんが、ラブコメとして重くなるわけではもちろんないです。三角関係とかそういう話じゃありません。もう少しおぞましい何かだと思われます。思われます、というのはつまり、私自身この作品をきっちり解釈できていない予感がするから。
 おそらく、にとりと、人間と、そして裏ルートとして紫、この三者の視点でそれぞれ思考、解釈が利くお話だと思う……メインのルートはにとりで。しかしこれ、にとりルートにおける紫の問い、それに対するにとりの答えが、実は本筋から逸れた、逃げのようなものであると思えてならず……だからこそ、「残酷だけど、どこか優しい、解釈」によってにとりのこのお話は閉じ、また◆[-X'/29]◆がわざわざ存在するのではないかと感じられるわけで。

 なんだか最近大幅な加筆修正をしたようなので、以前とは少々趣が違うのかも。コメントを見ても微妙にわからない部分があったりするし(自分が読み込めてないだけかもしれない)。できれば作者さんの次作を見てみたい……この人がどのように幻想郷を書くのかは興味深いので。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】72/100点
(ここまでレビュー転載)





 そのほか一言メモ。
『恋文代筆屋サトリ~貴女の想い、代筆いたします~』(銀狐夜々氏)くらいのテンションも嫌いではなかったり。
『Marisa's Malice』(イムス氏)は面白いんだけどちょっと片手落ち感。たぶんオチが一番納得いかないんだ……このオチは「平行世界の魔理沙と元の魔理沙が入れ替わってるという可能性に誰も気づかない」ことが前提だけど、正直それが無理やりくさい。ここで終わるんじゃなくて、もうちょっと広がってった方がたぶん好きだったかな。
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