くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方同人誌感想「THE BOX」
 例によってついったから。

・「THE BOX」(サークル:草枕文庫 作者:合同誌につき略)
 まずケースについてはちょっとよくわからないので考えないことにした(  表紙の箱とそこに描かれた箱と中の箱と本と、これらの関連性をどのように考えればいいのかなぁと思うと、まず表紙に描かれている箱について、四隅の留め金(?)が他の箱のどこにも(内部も含め)再現されていないためまず一つ独立したものであるんだろうなと思われて、そうなると未読の段階でこれらの意味を考えるのはやっぱり徒労になりそうだなと思ったのでひとまずスルーを決め込むことにしたらしく、そういえばいまだによくわかってないなこれ……。まあ誰かが考えてくれるさ(
 さてめくり始めてそして箱は拓かれた、となると逆側には何が書かれてるんだろうなーと思ってしまって先にそれをチェックしてしまう早漏っ子で申し訳ない、確認しつつふーんと思って進めてみるとDOMAINにたどりつき、そしてまた裏側には何があるんだろうなぁと思って逆側からぱらぱらとめくり十数ページほどめくって「ふぅ、ん……?」と思いつつまた戻ってえっちらおっちらDOMAINを読み、さてさて、と。
 最初の部分を読み進め……この段階ではどっちが内でどっちが外か(六つの面で区切られる空間の外と内はどのように区別されうるのだろうかー的な)系の話を想像しつつ。ここ、展開的にというか蓮子とメリーに違和感があるんだよね……そう、蓮子はどうでもいいとして、メリーに。しかしここメリーの一人称なので何かしらの仕込を疑うのは難しいのかな……。
 「プロローグが存在する」という時点で、この本の中心を貫く一本の筋が存在することが想像されるので、この段階で、そもそもこれはどういう合同誌なのかなーというのを再考する必要に駆られる。何故六つの話なのか、何故これらのテーマなのか、何故箱であり、六つの面なのか。
 Ghost Operation:幻想科学なる言葉(に付随して文明ごっことかも)を想起する作品。幻想科学、そう、これを想起させる面白げないちアイディアをひねり出してる時点で半分勝ってるよなーという作品。ただもう半分は、個人的には幻想科学の成果物だけでなくそこにたどり着くまでの理論や動機やハッタリ等々この手の作品ではもっと楽しませてほしいなーと思ってしまうし、少々ページ数が少ないのもあってやや物足りない面があり。面白いんだけども。
 一つ目の作品を読み終えた段階で意識に飛び込んでくるのは、四角と四角だったり、面だったのが箱になってるのだったり、私がわたしだったり、あとなんだか/だったり。まあチェックするところのようであまり気にするところでもあるめぇ的なノリで。
 太秦ランドスケープ:ウェブをメインにしてるSS書き(?)としては使いたいけどもなかなか使えないものの一つとして傍点とルビというのがありまして、なんだか遠い目というか生暖かい目というか羨ましげな目というかそんなかんじでぼんやり眺めてみたり。ルビ芸だとラキチャあたりが記憶に新しいんだけど、基本的に本で書くことをあまり想定しない人なのでこれは普通に羨ましいなーと思いつつ。物語の大部分が虚構であることの意味合いについては、大部分でしかないが故にあまり考える気が起きなかったりもするのだった……。
 二つ目を読み終えて、箱が何されどうなったのかはあまり気にしないところなのかなーという感覚を得始めていたりだったらしい(
 魔女、匣の廻轉を語りて曰く:つくしさんだー、つくしさんだねー、つくしさんだよー。しかし難点は四ページ目くらいでオチが想像ついて実際にその通りだったこと、と言いたいところだがそもそもそんなにページ数がry
 これは、というかこの作品の彼女は解釈の余地があるように思えるんだけどどちらかというと私にはよくわからないと言うか、食の作品と微妙に通じなくもないよくわからなさがあるやも知れない。あと初読の時は、「この合同はこれありなのかー」と思ったとかなんとか。
 ライブハウスではお静かに:ちょっと「苦手」や「個人的好み」の違いが重なってはにゅはにゅしてしまったり……視点が雑多に移り変わったりとか苦手なんね。場面も大きく変わってるってならまだしも。あと廃墟好きなので自分でも秘封廃墟とかやってみたいなと思ってるんだけど、具体的には言わないが廃墟萌えポイントの相違がすごく出てる感。そしてオチがわりとすぐ読めてしまう……というよりも、「これがオチになってしまう」ことの方が苦手と言うか。ここらへんは昨日某氏と話して「価値観の違い」と結論したのでまあ仕方ない……仕方ないか……?
 ジョンバールの娘:すげえ……挿絵のチョコがまるで実写だ……(  六つのお話の中でたぶん一番好き──好きなんだが、この辺になると流石に気になってくるのが、個々の掌編がこの合同誌のコンセプト(?)にどれだけ寄与しているのかということだったりもして。
特にこの話は、そう見ようと思えば、成分の殆ど全てがこの合同誌へのわかりやすい示唆になってるように感じられてならないのですね……だからといってこの話単体についてどうこういうわけではなく、どちらかというと、ではこれまでの話はどうだったのかという気になり方をするのですけども。
 さて、それまでの作品を見返してみると、わりと結構そういうところがある気がする、というくらいになるのですが、これがどのような意味を持ってくるのかはまだちょっとわからない、もといわからなかったと。
 オルタ:表紙が出オチすぎた……(  いやあれは出オチだろうw いろいろ面白げなんだけど引っかかるところも多いかも。……になってる演出がどのような意味を持つのかはわかりそうでなんかわからなかったり。?(クエスチョン)な情報が抜け落ちた(記録あるいは再生される意味を持たされなかった)と考えると、感情タグの存在意義と競合するように思うし。んー、いや、これでいいのか? とも一瞬思ったけど、やっぱり、……に変えてるというのはよくわからんな……。あとめがねさんに追従するわけではないんだけど、捨てることに対してすら何も感じないというのはやっぱりちょっと想像できない(仮にそのような世界であるとしたら、秘封倶楽部なんてものは存在しうるのか?)し、またそのような世界であった場合、やはり、そのような世界であることをいちいち描き説明していることそれ自体が違和感になる。うーん、なんか、なんだろう。なにかズレを感じるんだが。まあいいか。
 えーと全体としてどうなるんだろうそれで。二次創作あるいはn次創作性に対する表現作品という感じになる……のか……? THE BOX(n次)世界に存在する箱(n+1次)の中のお話においてそれぞれn+2次性が示唆されていたり、あるいはn-1次が示唆されていたり。
 あるいはn次創作への疑問と言うか悪意と言うか……うーん、こういう解釈にしてしまっていいのかなぁと悩むところなんだけど、正直これ以上を考える気があんまり湧かないんだ。
 かたるさんが私に買ってみていいと言ったのはすげーわかるっていうか正しいんだけど、まあそこらへんはおいおいだ。
 ……ああ、なるほど、考えてみたら、オルタは「合う」話なのかも……というかこれだけが自覚的な上で明確にしてる感じなんだけど、合同誌の体裁を考えるとこれは大丈夫なのだろうか……んーいや、自覚的とか明確とかはあんま関係ないのかなそれとも。
 (1)主にオルタから逆説的に導き出されるあんまりやりたくない読み方をする (2)それぞれの掌編に合同誌としての力場はそれほど掛かっていない(作品表現としてのあまり厳密な統一は為されていない)と考える (3)私が思い至っていない読み方が存在している  複数回等可
 うん私はこのくらいだ、あとは他の人にまかせよう。
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