くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ181
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりするかもしれない記事。作品集181にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。

『悟りでんぱ伝搬中』(河岬弦一朗氏)
 覚について考えてるなあ系作品。実は端的に『コウ』の物語という面も持ってる感。(以下レビューより転載)
 
【あらすじ】
 隠遁していた語り手(『コウ』と呼ばれる)の元に知り合いの女がやってきて、妖怪サトリを押し付けてゆく。
 コウはなし崩しにサトリと共に暮らすことになり、その中でサトリについて考える。
 覚妖怪と自意識やらなんやらの話。

【感想】
 まず最初にですが、これ、タグを見ないで読んだ方がいい。もし見てしまったら忘れて読んだ方がいい。登場キャラが書いてあるのだけど、作中のキャラをタグに書かれているキャラだと認識しながら読んでいこうとすると、たぶん違和感がある。最後まで読めばかなりしっくりとハマるのだけど。
 さておき中身は、言うなればサトリとの生活のシミュレート。心を読むというのがどういうことなのか、心を読むものと共にいるというのがどういうことなのか、そのあたりの思考、考察が語られる。
 思考の堂々巡りという空気も途中まではなくもないが、最後まで読んでみると意外ときっちり物語している感がある。というのも、終盤あたりで、この作品がこの語り手の長い物語の一幕であったことを意識させられるため(語り手が誰なのか言えないのであまり具体的なことは書かないが)。
 覚妖怪について真面目に考えてみたい人なんかには特にオススメかも。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】82/100点



『白狼天狗犬走椛 ~暇地獄変相図~』(逸勢氏)
(以下レビューより転載)

【感想】
 『東方堕落型少女』や『ベリベリナイスディ』なんかで記憶に留めている人も少なくないんじゃないかという逸勢氏の新作。
 東方キャラが何かを一つ踏み外して転がり落ちていく感じのお話を、ブラックユーモアやある種のシュールさ、現実社会のブラックなあるあるネタなんか交えて書く人ってイメージ(作品全部読んでるわけじゃないので偏ってたら申し訳ない)なんだけど、少なくともこの作品を見る限り、わりと同じような色のお話であるにもかかわらず、なんか以前よりも明らかにレベル高くなってるように思えました。
 んでどうしてか考えてみると、たぶんだけどこれ、筆力が普通に高くなってるのかなあと。筆力なる言葉の中身については諸説ありますしここでは触れませんが、ブラックユーモア、ある種のシュールさ、ブラックなあるあるネタ……これらを統括する、作品全体に漂う静かな狂気といいましょうか、これを文章やその語りの軽快なテンポなんかで、ついでにいくらかのコミカルさまでも交えつつ、読み物として表現できている感があります。
 文章を読んでいるだけで面白い(←個人差があります)、気づいたら読み終わっているタイプの掌編です。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】78/100点



 そのほか一言メモ。
『奇跡の解明』(zenteki氏)が過不足ない良短編感。
『魔「子供ができた」 霊「ファッ!?」』(俄雨氏)青娥と魔理沙の絡ませ方がおそらくスタンダードかつ面白いコメディちっく短編。
『博麗の閑話 裏紙』(ことやか氏)、霊夢さんと妖怪を描く安定した掌編。
『すくへない話』(ことやか氏)の霊夢さんと妖怪の描きっぷりが相変わらず素敵。
『ばかものー! ~ 奇譚 茨牡丹の門』(アラツキ氏)の茨歌仙っぽい空気がすごくいい。
『ばかものー!! ~ 嘘から出た乙女心』(アラツキ氏)も引き続き素敵な霊華っぷり。
『ばかものー!!! ~ 夢想の桜雨』(アラツキ氏)のやはり引き続きな霊華力。
『必殺仕事人外 『ヤマメ、人形もどきに驚く』』(片隅氏)の安定した時代劇感。

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