くるくるばたばた

ハヤテのごとく!をメインに、漫画ラノベその他について書くブログ。

変わる未来と変わらぬ未来

 絶対可憐チルドレンの感想とはちょっと違う、不意に思ったこと。確認。


 今回の「とっておきの日(3)」において、兵部の過去を聞いた薫の反応は、皆本の存在に頼るものだったわけで。
 自分のことを受け入れてくれる人がいる、そういう存在として皆本がいてくれる。そんなふうに、自分と皆本という、あくまで個人的、ただその関係に希望を持っているのが現在の薫。
 彼女は今は、まずそれを見ている。自分と皆本という関係に主眼をおいている。

 一方、「とっておきの日(1)」の冒頭部分の未来描写。
「私が何を見てきたか――裏でノーマルたちがエスパーに何をしてきたか透視ればね」というこの言葉。この時点での薫は、あくまでエスパーとノーマルの関係に絶望している。この時の薫が見ているのは、自分と皆本という個人レベルのものではない、エスパーとノーマルという大局的な事柄。

 こういうのってあれでしょうか。よくわからないのですが、視点がミクロからマクロに拡張されているだとかなんかそんな、とりあえずミクロだかマクロだかそういう単語を使って表せたりしちゃうのでしょうか。微妙にわかってない気もするけど背伸びしてそんな単語も使っちゃえ。

 ミクロの視点。皆本と薫という、あくまで個人レベルのこと。
 それまでの予知で示されてきた薫の射殺は、そこに至るまでの過程がどうであれあくまでそのレベルで、だから不二子さんは、皆本をけしかけたりその他いろいろすることでその未来を変えようとしている。個人レベルだから、それでおそらく可能。おそらくは、変わる未来。

 ただ、もう一方、マクロの視点。エスパーとノーマルの対立はそうはいかない。
 この対立はどう考えても絶望的。実際のところ、薫がパンドラに行くかどうかすら本質的には関係ないと思われ。
 両者の対立自体は、予知云々関係無しに避け得ない。だから、薫がエスパーとノーマルという見方において何かを思ったのであれば、それは変えられない未来なんじゃないかとも思うのです。

 いや、正直この後者の問題、エスパーとノーマルの対立という事柄についてまともに扱ってくれるなら、そして何らかの答えを出してくれるならというのがこの漫画に向けている一番大きな期待であって。
 薫が少なくとも一度はパンドラ側につくことを確定付けた「とっておきの日(1)」の冒頭部分の未来描写は、そういうわけで、なかなか心が躍ったのですよ。そんなお話。

 エスパーとノーマルの対立について扱ってくれることを何故期待しているのか、その辺詳しくはまたそのうち別記事で。
 まあ一言でいうと、こんなのまともにぶつかって解決できるはずがないと思ってるからなのですが。

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