くるくるばたばた

ハヤテのごとく!をメインに、漫画ラノベその他について書くブログ。

暴風ガールズファイト 1巻

 そこらここらで人気っぽいこの本を私が今まで読まなかった理由はただ一つ、この本がどこの本屋に行っても一冊たりとも在庫がなかったからだっ!
 そして実際に読んでみると、個人的にはかなりツボだったッ!!


 扱う題材は女子ラクロス。
 主人公の麻生広海は、とある別れを経てほんの少しやさぐれながらも、聖ヴェリタス女学院高等部にて高校生活をスタートさせます……が、『外部組』(中等部から上がってきたのではない、高等部からヴェリタス入りしたという意味)にしてラクロス大好きな五十嵐千果に巻き込まれる形で、ラクロスに手を出すことになります。
 しかし、聖ヴェリタス女学院のラクロス部はそもそも部ですらない、たった二名の同好会という状況で……と、どちらかというと漫画でありそうなスタート。

 麻生さんの一人称で進むお話なのですが、まずこの麻生さんの一人称からして、私はかなり好きなのです。
 何故ならこの麻生広海、人前では真面目な優等生で通してるけれど実は心の中はやさぐれ気味だったりちょっと黒かったりと、自分としてはほんとに大好きな性格付けでありまして。そんな私は、ラグナロクシリーズではヴァレリオ・ザントさんの一人称に胸をときめかせていました。いやあ、とてもいいね。すごくいいね。ザントさんほどに真っ黒ではないけど、でも微妙に悪い言葉遣いとかね。さすがに人気投票でも一位なだけありますよ。

 お話の進むペースも心地よい。
 四章構成で、第一章「嵐を呼ぶ女」では、さあ部員を集めるぞというところまで。
 第二章「オリジン・エイト」で、実際に集まっていくメンバー。とりあえず一巻では八人がメインメンバー。それぞれ個性豊かなので、けっこう意外と判別つきます。口調が違うし。お子様だったり関西人だったりお嬢さまだったりギャルだったり。
 第三章「始める、始まる」で練習場所の目処をつけ、第四章「その日の空は青」では、練習風景と試合を。素人集団なのでまともな試合になるわけはないのもあり、ここでは見所を別のところに持ってきています。逆に言うと、二巻以降、まともな試合になるのであればそれを見てみたいとも。
 そう、一冊の小説としてまとめるために、麻生さんや大西先輩、黒田先輩の背景を持ってきてるんだけど、それは今回で打ち止めのはず。他のキャラのお話をしていくという方法もあるけれど……キャラに傾倒するのか、ラクロスに傾倒するのかも興味が沸くところ。

 というか、こういうのってどちらかというと漫画でよく見る類のお話なんですけど、漫画だと、ここまでたどりつくのに何ヶ月かへたしたら一年以上かかったりすることが多いのです。それが文庫一冊に入っているので、こういうお話を漫画で読むのに慣れている私からすると、すごくテンポがよく感じられたりもして。そこも好印象。

 十分読むに足ると思うのですが、なんだか発行部数やら売れ行きやらがなんちゃらで、三巻以降が危ういという噂が……それはいろいろと悲しいので、応援します(`・ω・´)

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