桜田家のヒミツ〜お父さんは下っぱ戦闘員〜
いつだって愛想なしだった源太郎が迷わず答えた。
たったこれだけのことが、麗華の胸をどこまでも熱くふるえさせる。
そう、言葉には力がある。人をどこまでも強くしてくれる魔法の力が。
今、麗華は無敵になった。
超ツボ。今月の電撃は当たりが多くて困る。
興味を持ったきっかけとしては、「仮面ライダーになりたかった戦闘員」に最近目を通したというのがありまして。
悪の組織だとか、そもそもの善悪だとか、そういうことに焦点を当てているといった感じではなく。
ストーリーとしてがまず、悪の組織の下っ端であるいち戦闘員(桜田源之助、四十二歳)が、組織が誘拐した金持ちの天才少女を、彼とその家族のもとで預からされる羽目になるという始まり。そして全体的には、お話は麗華の視点で進んでいる印象があります。
つまるところ、麗華が桜田家の面々に触れて、段々と変わっていくお話なのですね。
よくある話かもしれません。いや、実際、よくある「いい話」です。それでも、どこかユルい、よくある人情コメディーで、その優しい世界の中で、熱くふるえさせてくれるものがたしかにあるですよ。
私的には……そこが、逃避先にならないあたりが、これが優しい世界である所以だと思ったりも。
結局、「仮面ライダーになりたかった戦闘員」をいくらかイメージしてた者としては、なんとなく違うようで、あれ、でもなんとなく似てる?
麗華の存在が、彼女の視点で進むということがいくらかの変質をもたらしてる感じがするけども。
まあとにかく、素晴らしく楽しめたという結果があるからとりあえずそれでいいか。


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