くるくるばたばた

ハヤテのごとく!をメインに、漫画ラノベその他について書くブログ。

「私とあなたは、同じものよ」

 絶対可憐チルドレン「オーバー・ザ・フューチャー(5)」の感想みたいなもの。もうちょっとちゃんと書こうと思ったんだけど、既刊の読み込みが足りなくて挫折した。
 まあ、なんか私は勝手に納得したらしいよということで。感じた要素だけちょこちょこ書いときます。
 たぶん、あんまり穿ったりしないで、けっこう素直に読んでる。というか穿った読み方ができるほどに読み込んでない気もするし。


・感じ方の方向性としては、「少佐はなぜ、自らも子供の姿をしているのか?」と疑問に感じたあたりを起点に。


・視線の先
 今回の少佐の思考は、チルドレンだとか、普通人と超能力者の未来だとか、そういうところではなく、もっと純粋に、皆本に向いている部分が大きいような気がした。


・「いかにも」
 十二ページ四〜五コマ目、少佐をまったく信じようとしない皆本と、皆本を茶化さない(何も言わない)少佐ってのは、いかにもな構図ではある……まあ逆に、いかにも過ぎる感じもするけど。


・なにが「いかにも」かというと、
 「お前の狙いは何だ!?」
  →皆本の考えるような(悪役っぽい)「狙い」ではない。

 「なぜ僕をそんな風にもてあそぶ!?」
  →今回に限っては、もてあそぶようなことをする気は無い。

 ……みたいな? 逆予告めいたというか。


・選択権
 というか少佐は、選択する権利を与えているのですよね。……これがかなり考えるべきことだと思うんだよなあ。

 どうして「選択権」を与えるのか?
 例えば、皆本を子供化することで、薫が撃たれる予知を覆す──などなど、予知を覆す方向のことや、純粋にチルドレンのことだけを考えているなら──そうすることで予知を回避し、望む未来を引き寄せられるという確信があるならば、「選択権」を与える必要がない。ただ皆本の記憶を削除すれば良い。

 ただこれに関しては、超能力的な問題とかいう説明が為されてしまう可能性も否定できない。
 本人が望んでのほうがきれいさっぱり記憶を消せるから、あえて選択させただとかなんとか、そんな感じの。
 ここまできてそりゃねーよと思いたいが、「君が心から望めば」とあったりして、微妙に否定は難しい。むしろそっち系の説明にされそうな気もする。

 それでも「選択権」に意味を与えようとするなら。
 少佐は、皆本が記憶を削除することを望むであろうという確信を持っているんじゃないかなとか感じる。
 きっと、少佐と皆本は同じものだったんだと思うから。道を違える前、子供の頃の二人は──少佐の奥底にあるものと皆本の奥底にあるものはきっと同じで、そしていま少佐は、皆本の奥底と対峙している。同じ道を歩んでいたものとして相対している──少佐も子供の姿をとっているのは、そういうことだと思うんだ。
 そして少佐は、皆本は、自分と同じものとして、「ここにいられること」を選ぶのだという哀しい確信を懐いてしまっているのでは、とか。


 んー、なんかよくわかんなくなってきたな。
 結論だけ言っちゃうと、少佐は自分と皆本を重ね合わせてる気がしてならないのだけど……どうしてそういう結論にぶっ飛ぶのか、自分でもわかるようでよくわからないわー。



・考え方。
 このエピソードは、今までの絶チルの中心にあった「君はここにいていい」のアンチテーゼみたいなことになってるってのは言うまでもなく。
 そして今回、「君はここにいていい」と言ってるのは少佐なのだけど。
 よりにもよって少佐が、その言葉を告げる際に、「君」に対する気持ち以上の打算を持ち合わせているだろうか、いやないだろうという反語。


 考えてみると、さて、どうなんしょうか? 皆本大人版の説得って。
 「あのとき悲しかったから、僕らは薫たちの力になってやれる」だそうですよ。これだから皆本は……! と言いたくなる。

 そうすることでもっと大きな何かが上手く運ぶなら、君はここにいてはいけないのでしょうか?
 ──それは、未来の薫の姿では?



 ……さてさて、来週以降どんな展開になるやら。

Comment[この記事へのコメント]

追記。 

 最後の「考え方」の部分でやっと思考がクリアになった。
 「君はここにいていい」と、大人版皆本の説得。このあたりの関連性を分解していくと、そこそこ面白い見方になる気もする。
 でも今は疲れたので寝る。
  • パレット 
  • URL 
  • at 2008.06.29 04:36 
  • [編集]

 

うーん、やっぱりなんかいろいろとずれてる気がする。もうちょっといろいろしっかり読んでから語るべきだった。
  • パレット 
  • URL 
  • at 2008.06.29 15:47 
  • [編集]

NoTitle 

>少佐の視点

 うーん、どうなんでしょうね。
 どちらかというと、皆本を通じて過去の自分を振り返っているような。皆本とチルドレンの関係に、かつての(過程はどうかわかりませんが)そうではなかった自分とあのメガネのえらそうな人との関係を重ねているというか。
 皆本とチルドレンの関係は、理想的に見えるのだけど最終的にそれが破綻すると思ってるし、もしかしたら破綻すると信じたがってるのかもしれない(自分が求めて得られなかった、あるいは持っていたと思っていたのに裏切られたものだから)、それとは反対にその関係が続いてほしいとどこかに思っている部分もあるからこそ、選択の余地を残している、と思っておきます(`・ω・´)


 関係ないけど、とりあえずあれです。ドラッグって発想はありませんでした。クレープの謎も解けましたですよ(´・ω・`)>ふたる日記
  • 美尾 
  • URL 
  • at 2008.06.29 17:09 
  • [編集]

NoTitle 

 うん、正直読み込み不足で、処理すべき情報がちゃんと入力されてない気がします(´・ω・`)

 最も考えるべきは、皆本子供版の視点であるはずなんですよね。最終的には彼の選択如何ですべてが決まる。
 しかし、彼は子供版だからこそ、望むものが得られなった、本物の未来という選択肢に納得できない。当然のことです。

 結局、皆本の言う「あのとき悲しかったから……」は、あのメガネのえらそうな人と同じなんですよね。別のところがこれで上手くいくから君ちょっと我慢してよ、という。そこに、少佐が自分と皆本子供版を重ねる要因が存在する気がしなくもないかも。

 そして今思いついたのが……完成原稿速報の一コマで少佐の額に傷跡があるという事柄。これにも関連して。
 少佐は、信じていた人に否定される(撃たれる)ということの意味を、皆本に刻みつけようとしてるんじゃないかなーとか? そうすることで、皆本が薫を撃てないようにしようとしてるんじゃないかなーとか?

 うん、いまいちどれもピンとこない……少なくとも、皆本が大人に戻る展開であるのなら、子供版皆本の納得をはぐらかすところなく描いて欲しいところです。
 少佐が何かに期待しているとしたら、その「子供版皆本の納得」のかたちなのかもしれないし。


>ふたる日記
 (`・ω・´)

  • パレット 
  • URL 
  • at 2008.06.30 03:05 
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NoTitle 

お邪魔します。大人版皆本の「なんだかなー」ということで、ちょっと。

いつも不思議に思うのがあの「頑さ」なんです。あまりにも危機感がないというか無頓着というか。まるで「こいつらはまだまだガキ」「あいつは単なる犯罪者」と自他に言い聞かせることで、薫が兵部に一定以上のシンパシーを覚えている事実や、薫を兵部に奪われる未来予知を直視しまいとしているかのような…。
べつにベタベタに下手に出ろとかコマしちゃえとか言う訳ではないけれど、伊号の予知を知らされているにもかかわらずあのように振る舞えるのはいくらなんでも不自然だという感じが拭い難くあります。それこそ作劇上の都合なのではないかと勘繰りたくなってしまうくらいに。
この一連の暫定最終回エピソードで、なにかその理由に得心が行くような皆本の「心の闇」が明かされないものかと思うのですが…どうかなぁ。
  • Iuth 
  • URL 
  • at 2008.07.01 01:04 
  • [編集]

NoTitle 

 うーん、今の私にははがゆいレスしかできないかも。すごく基本的なレベルで、ちゃんと追えてないってのが変わらないから(読み返す時間が無いから)。
 ただ、皆本の視点では意外と情報が少ないんだよなーという点は考えてあげていいような気がします。なんだかいろいろと。

 たとえばあの未来予知にしたって、現状では予知がほとんど動いていないという悪い事実も知らないはずですし。薫たちとはそれなりに上手くやれていると感じているでしょうし、いくらか楽観的になるのもわからなくはなく。
 「薫が兵部に一定以上のシンパシーを覚えている」ことにしたって、読者から見たものと皆本から見たものでは、いくらか開きがある気がしてならないのです。

 総合的に言って、自分達のあやういバランス、危機的状況についていまいち情報がもたらされてないのが皆本だと思うのです(まあ、薫の兵部へのシンパシーなどに察しがつかないあたりが、「頑な」なのかもしれませんが)。
 そこらへん含めて皆本の視点で追ってみたら、多少は納得がいく……気がしないでもないです。

  • パレット 
  • URL 
  • at 2008.07.01 07:11 
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