くるくるばたばた

主に東方SSの解説や感想と、稀に漫画とかラノベとかその他。

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東方SSメモ184
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりするかもしれない記事。作品集184にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。

『リグル・ナイトバグは蠢かない』(南条氏)
 世界観つながってるっぽい話の一つ。
 文章的には意外なほど素直に読めて、これどうなんだろ、きっちり見たわけじゃないけど、わりとリズム取ってるのと、地の文でも情報の塊ごとに適度に空行入れてるのと、あと文章自体がそれぞれそんなに長くないのとか、なんかそこらへんが個人的にマッチしたかも?
 お話としては、ライブをやるにあたって、必要な物事をきっちりまとめててわりとわかりやすい。あとこの世界観に共通してだけど、幻想郷の「上の部分」が見えないのでロマンがある。ここらへんの魅力は普通に東方の二次創作をやってもおおよそ付加させることができない(ゆかりんが殆どプレイヤーの理解の範疇にあるキャラクターとなってしまっているため)。
 そこらへん独自の世界観もあわせてとても面白いんだけど、全体的にちょっと中二っぽいみたいな感じはある。悪い意味で中二、というほどでもないんだけど、なんか非常にむずがゆいのは確か。露悪趣味が前面に出てるあたりが特にそんな感じかも。この露悪趣味はリグルの語りであるが故にというよりは、単に作者の趣味っぽい感じがあるから余計に。どっかのコメント勝手に引っ張ってくると、「俺の幻想郷マジもんだからマジぬるいのとか勘弁なマジ」みたいなかんじ。この作品では作品自体の長さとあと全体的になんかハッピーエンドっぽい空気なのでだいぶ緩和されてるけど、逆にこの二つの条件が失われるとむずがゆい度が高くなりすぎて普通に面白くないかもしれない。なにかしらの圧力によってキャラクターが頭悪い感じになってそれでアレっぽいというかバッドエンドっぽい感じになるのはなんかむずがゆい症候群。霊夢さんの短編はそんな感じだった。この作品に関して言うなら、一輪がいたかどうかも関係してるかも。
 たぶん今まで見たそそわ作品でもっともなろうっぽい、そしてなろうっぽい上で面白い。なろうっぽいってのがどういうことなのかはよくわからん。



『ラクトルーム ティーパーティー』(めるめるめるめ氏)
(以下レビューより転載)
【あらすじ】
 幻想郷のあるところで他殺死体が発見されました。
 遺体が発見された当時、現場は密室状態にありました。
 殺害した犯人は東風谷早苗でした。

 なんかいろいろあって、ミステリ好きの早苗さんとミステリ嫌いのパチュリーが勝負することになった。
 勝負方法は「私の出題する謎をパチュリーさんが見事解き明かしたら、私もミステリが子供騙しだと認めましょう」(by早苗)
 ミステリ好きなフランドールも、パチュリー側(推理側)に立って参加する。
 そして早苗が「問題」として提示してきたのが、このあらすじ欄冒頭に提示した三行の文章である。

【感想】
 以下ほんの少しネタバレあり。
 主にフランドール視点で進む作品。このレビューを書いてる人はミステリとかあんまりよくわからないのですが、そこらへんあまり関係なく楽しく読めたように思います。
 100kb以上あることだし、あらすじだけだとどういう方向で進める話なのか見当つかない人もいるだろうしということで、この作品の方向性をパチュリーの台詞引用で示しますと、「幻想郷にいて密室殺人を起こせそうな連中に、犯行が不可能な条件を与えて一人ずつ潰していく。そうやって最後に早苗が残れば、理論上はそれが正解となるわ」というような、なんかこんな感じのノリになります。この問題文を必要十分にするにはどうしたら良いか、みたいな。
 幻想郷は異能力者が多いため密室殺人みたいなよくある感じのミステリっぽいことはやりにくいんじゃないか、といった考えをけっこう多くの人が持っているんじゃないかと思います。しかし、それでもミステリをやりたい。そのためにはどうしたらいいか。……という思考を作品へとそのまま転化しているのかなと感じました。
 この発想の面白さももちろんこの作品の長所なのですが、それだけではないです。
 ともすれば机上で理屈を交し合うだけになりそうなこの作品に、「思考実験」と称して、それまでの推理をまとめて事件の概要を想像する再現VTR的な箸休めをちょくちょく挟んでみたり。早苗とパチュリーがいれば最低限話は成り立つところに、普通人視点での思考整理役(探偵助手役)としてのフランドールを挟めたり。(詳細は伏しますが)作品の最後の一ピースとしてあのオチを配置したり、といった、作者さんのバランス感覚。この辺が作用して「全体的に普通に面白い」というのが、発想の面白さの裏に隠れた、この作品の強みなんじゃないかと思いました。
 
【五段階評価では分け足りないので百段階評価】81/100



 そのほか一言メモ。
『「秘封奇譚~セピアメモリー」』(みかがみ氏)の、なんというか、その町についてひたすら書こうとしてるっぷりがいい感じに作用して面白い。
『籠のなかの鳥は、いついつ出遣る?』(砥石氏)まだ幼かった頃(?)の椛とその保護者的な文を素朴に書いた話、ってのはなんとなく探せばある気がするけど即座には思い出せず気持ち新鮮なところもあり面白かった。
『幻想入りへの道程:第一話 氷の妖精』(継電器氏)は普通に面白いんだけど、霊夢さんのキャラとかがそれっぽいというか地に足付いてる感じなのが面白さの土台になってる感じで、つまり良い。
『こころしてやる!』(超空気作家まるきゅー氏)がいつものごとくこいしをキーにしてこころというキャラクターに踏み込んでる感じで面白い。
『妖夢無双 ~剣法十番勝負~』(道楽氏)のノリが素敵。こういうのたまーに読みたい。
『りょこうしたい』(営内者氏)いい感じにほのぼの楽しめるお燐と死体のお話。
『サイキックシンデレラ』(ことやか氏)の魔理沙のキャラクター(の描き方)がツボすぎる。
『所有物には名前を、君には傷を』(ごはんつぶ氏)がストレートなレイマリでよかった(小並)
『天狗が見た蜃気楼 -博麗ノ巫女-』(zenteki氏)が良い心綺楼補完。

読書メーター2013/05
2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:650ページ
ナイス数:3ナイス

科學奇幻科學奇幻感想
面白かったです!
読了日:5月29日 著者:RedTailCat
博麗 暮らしの手帖博麗 暮らしの手帖感想
おもしろかったです!
読了日:5月27日 著者:水之江めがね

読書メーター
東方同人誌メモ「科學奇幻」
○「科學奇幻」(サークル:RedTailCat 作者:合同誌につき省略)
・組長のが好きすぎて死んだ
・何度か漏らしてる気がするけど基本的に二次創作ではアフターもの大好きっ子でありましてそのアフター系統の中でもいっとう大好きなとあるスクランSSを思い出させるアレでしてつまり死んだ
・東方ってアフター系が少ないというか方向性が限定されてるところがあるというか、たとえば何らかのアニメやら漫画やらゲームやらの二次創作だとだいたい原作の時点でなにかしらの「事件」(と書いて「冒険」と読みたい)の始まりから終わりまでが提示されていて、その冒険、ニアリーイコール非日常が終わった後のアフターすなわち日常、まったく普通の社会生活、それまでの冒険とは違って派手なわけではないけれど日常は日常なりにいろいろ大変だったり難しいこともあって、非日常をともに過ごした仲間との関係も変わったり変わらなかったりして、それはそれとして日常の中でも新たな友人やら大切な人を見つけていって、しかしそれでもときおり思い出す冒険の思い出は私たちにとってなにものにも代えがたい大切なものなんです、みたいな
・(このあたりのなんちゃらはおそらく主にデジアド)
・そんな感じなので、アフター系というとなんとなくゴールデンエイジやさよなら氷精を第一に挙げたくなる一方で実はこのあたりは個人的なアフター欲をあんまり満たしてくれない部分が正直あって、どちらかというと霧雨魔理沙23歳の霊夢がmy需要を満たしてくれる方向を向いてたり、ただまあこっち系の供給が少ないのは東方のストーリーやらキャラやら諸々の構造上きっと仕方ないのかしら
・そういうわけで組長のはそこらへんのmy需要に短編という枠内でかなりフィットしていた……文章読んでるだけで満たされる度もたぶん一番高かった気がする
・あとキャラ的にぷらしーぼさんのが好き
・キャラ的にっていうと霊夢さんがでてるから好きなんだろうって思われそうだし実際そうなんだけどそれだけではなく、ようするにぷらしーぼさんのはキャラクターの描き方に一本芯が通ってるので普通になんか書くだけで面白いしそのキャラクターが何か変わったことやるのも面白いしすーぱーきゃらくたーぱわー
・「普段エロを描かない人のエロ漫画には、基本的にエロしか描かない人のエロ漫画には無いものがある気がする」的なはなしにわりと近いですね?
・(ぷらしーぼさんのはもうちょっとちゃんと読んだほうがいい気がするんだけど10ページ以上読もうとすると頭がぐるぐるしはじめるし霊夢さんがかわいいのでまあいいやと)
・あと、解説の人が仮面さんのを超次元ほのぼのって言ってたのはすごいファインプレーだとおもいました
東方同人誌メモ「博麗 暮らしの手帖」「RE:1」
○「博麗 暮らしの手帖」(サークル:ぽたぽた焼 作者:水之江めがね氏・あとき氏)
・安心して読める文章で霊夢さんがたくさんいてよかった
・霊夢さんがかわいいのでよかった
・ただし幸福論時空なのかなんなのかよくわかんないけどおなかいっぱいの気はした
・なんかこうたとえばほのぼのコメディな学パロがあったとするとそれはなんかもうなんのいみもないただのほのぼのコメディな学パロだからこそよいのであってじつはなんかこれはしりあすな理由でゆかりがやっていたのだーとか幻想郷全部を巻き込んだ異変だったのだーみたいな感じにされると萎える時期っぽかった
・でもたとえばハレケを今読んでもこういうもにょがでてくる気はしない、なんだろこれ
・一本か連作かのちがい? うーんどうでもいいか
・幸福論時空(べつに幸福論に限ったアレでは無かろうしそもそもどういうものなのか正直諸々ちゃんと読んでなくてよくわかってない感あるけどめんどくさいのでこう呼ぶ)はしかしぱっと見なんでもできる感あるように見せて実はかなり縮こまってる気がする……んーいや、んー、なんかちがうなそうじゃない
・「でも確実に失うものが一つある」「それは?」「真実よ」
・という話でもなくてですね、えーと、ぱっと見なんでもできる感あるように見せて実は真実を失わないかたちに造ると縮こまってる感が出てくる?
・とすると、本当の本当に真実というものをなくすか、それとも一つの真実を彩る布石みたいな位置づけとするか、おおまかにこの二つのどちらかだともにゃ感は消化できるのだろうか、いやしかし後者だとしてもそんなのしったこっちゃねえってはなしですな
・それはそれとしてそれぞれ霊夢さんがかわいくてよかったしこの霊夢さんがかわいくてよかった
・幸福論時空をこの霊夢さんの下位に置いちゃうというかこの手帖はこの霊夢さんの手帖であって幸福論時空とかその他のアレは些細なことであるという読み方もできるというかどちらかというとそっちの方が正道な気もするけどわりと序盤からそういうふうには読めない感じだし(視点、にこだわるのもなんかアレな気がするけどやっぱ一番はそこになるのかなあ、かといってうーんこだわりすぎるのもやっぱつまらんかんじがしてわたしが冷たくなって発見される)、そういうふうに読んでいくにしても終盤の文章はさすがに踏み出しすぎててそういう気分をとっちらかしちゃう感があってぬわー
・霊夢さんがかわいいです



○「RE:1」(サークル:星屑ドルチェ  作者:かやこ氏)
・この作者さんは霊夢さんが好きなのか霊夢が好きなのか魔理沙がはたまたレイマリが好きなのか、ということを考えながら読んでいた
・たぶん魔理沙スキーだ!
・とおもったら既刊を検索してみると霊夢さんスキーあるいは霊夢スキーであるように見える、ほむう
・7:3か8:2くらいで霊夢スキーっぽい気がする
・わたしは霊夢さんスキーなのでたぶんこの本とはちょっと違った方面の書き方になるのだけど、いやしかし考えてみると霊夢さんスキーが普通に描くならむしろこっちの方が王道なのかもしれない……?
・でもたぶん霊夢スキーだ
・霊夢さんスキーな話に転がっていくかどうかどきどき

東方SSメモ118
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりするかもしれない記事。作品集118にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。
 今回は一言メモのみ。

『首斬り霊夢』(ケチャ氏)、こういうのをサクッと書けるのは素敵な感じ。
『ジオング お試しver』(ケチャ氏)も引き続き素敵な霊夢さんとアリス。
『自縄自縛シーケンス』(deso氏)のテンポの良いコメディっぷり。
読書メーター2013/04
2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1546ページ
ナイス数:13ナイス

聖断罪ドロシー02    魔神と少年とかわいそうな魔法使い (角川スニーカー文庫)聖断罪ドロシー02 魔神と少年とかわいそうな魔法使い (角川スニーカー文庫)感想
一巻でブーたれてたくせして二巻を普通に美味しくもぐもぐしてるあたり、ひょっとして自分は十文字青のファンタジーを読みたいだけなのでは疑惑   いや実際エルチネさんはいいキャラですよ!
読了日:4月29日 著者:十文字 青
聖断罪ドロシー01  絶対魔王少女は従わない (角川スニーカー文庫)聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない (角川スニーカー文庫)感想
二巻を読む前に再読。新シリーズというのはどうもキャラが覚えられなくて。
読了日:4月29日 著者:十文字 青
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~ (MF文庫J)一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~ (MF文庫J)感想
ラノベで軍象ものって薔薇マリは違うのだろうか……よくわからん。ラノベをやろうとしてるのかなーという感が強いので、これまで別作品で見れてきた十文字青っぽさみたいなそういうのとはまた別のなんかとか見れたりするのかなあとか勝手にちょっと思ったかも。
読了日:4月29日 著者:十文字青
ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)感想
面白いんだけど、ライトノベルという出版物になったことの弊害がちょっと出てるかなーという感じかも。AW的な話が進んでない感というか薄さを感じる。まあWeb連載の頃のをちゃんと覚えているかというと正直全然なんだけど……(表紙の二人ってWeb連載の頃いたっけか?)
読了日:4月29日 著者:川原礫
薔薇のマリア  18.光の中できみが笑う今は遠くて (角川スニーカー文庫)薔薇のマリア 18.光の中できみが笑う今は遠くて (角川スニーカー文庫)感想
パラパラめくってみると改行全然なさ過ぎて笑えるが不思議なほどに読みにくさはない。久々にダンジョン探索系というか、どこか「別の場所」にパーティー組んで潜る系の話だけど、これが思ってた以上にドキドキ感あってヤバい。読む手がまったく止まらなかった。
読了日:4月2日 著者:十文字 青

読書メーター
東方SSメモ181
 創想話無印で面白かった作品を、作品集ごとに個人的にメモしたり、なんかその作品集について適当に語ったりするかもしれない記事。作品集181にて。
 スレに投げたレビュー(「作品集ごとに一気読んでレビュー」名義)の転載も入ってるかも。

『悟りでんぱ伝搬中』(河岬弦一朗氏)
 覚について考えてるなあ系作品。実は端的に『コウ』の物語という面も持ってる感。(以下レビューより転載)
 
【あらすじ】
 隠遁していた語り手(『コウ』と呼ばれる)の元に知り合いの女がやってきて、妖怪サトリを押し付けてゆく。
 コウはなし崩しにサトリと共に暮らすことになり、その中でサトリについて考える。
 覚妖怪と自意識やらなんやらの話。

【感想】
 まず最初にですが、これ、タグを見ないで読んだ方がいい。もし見てしまったら忘れて読んだ方がいい。登場キャラが書いてあるのだけど、作中のキャラをタグに書かれているキャラだと認識しながら読んでいこうとすると、たぶん違和感がある。最後まで読めばかなりしっくりとハマるのだけど。
 さておき中身は、言うなればサトリとの生活のシミュレート。心を読むというのがどういうことなのか、心を読むものと共にいるというのがどういうことなのか、そのあたりの思考、考察が語られる。
 思考の堂々巡りという空気も途中まではなくもないが、最後まで読んでみると意外ときっちり物語している感がある。というのも、終盤あたりで、この作品がこの語り手の長い物語の一幕であったことを意識させられるため(語り手が誰なのか言えないのであまり具体的なことは書かないが)。
 覚妖怪について真面目に考えてみたい人なんかには特にオススメかも。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】82/100点



『白狼天狗犬走椛 ~暇地獄変相図~』(逸勢氏)
(以下レビューより転載)

【感想】
 『東方堕落型少女』や『ベリベリナイスディ』なんかで記憶に留めている人も少なくないんじゃないかという逸勢氏の新作。
 東方キャラが何かを一つ踏み外して転がり落ちていく感じのお話を、ブラックユーモアやある種のシュールさ、現実社会のブラックなあるあるネタなんか交えて書く人ってイメージ(作品全部読んでるわけじゃないので偏ってたら申し訳ない)なんだけど、少なくともこの作品を見る限り、わりと同じような色のお話であるにもかかわらず、なんか以前よりも明らかにレベル高くなってるように思えました。
 んでどうしてか考えてみると、たぶんだけどこれ、筆力が普通に高くなってるのかなあと。筆力なる言葉の中身については諸説ありますしここでは触れませんが、ブラックユーモア、ある種のシュールさ、ブラックなあるあるネタ……これらを統括する、作品全体に漂う静かな狂気といいましょうか、これを文章やその語りの軽快なテンポなんかで、ついでにいくらかのコミカルさまでも交えつつ、読み物として表現できている感があります。
 文章を読んでいるだけで面白い(←個人差があります)、気づいたら読み終わっているタイプの掌編です。

【五段階評価では分け足りないので百段階評価】78/100点



 そのほか一言メモ。
『奇跡の解明』(zenteki氏)が過不足ない良短編感。
『魔「子供ができた」 霊「ファッ!?」』(俄雨氏)青娥と魔理沙の絡ませ方がおそらくスタンダードかつ面白いコメディちっく短編。
『博麗の閑話 裏紙』(ことやか氏)、霊夢さんと妖怪を描く安定した掌編。
『すくへない話』(ことやか氏)の霊夢さんと妖怪の描きっぷりが相変わらず素敵。
『ばかものー! ~ 奇譚 茨牡丹の門』(アラツキ氏)の茨歌仙っぽい空気がすごくいい。
『ばかものー!! ~ 嘘から出た乙女心』(アラツキ氏)も引き続き素敵な霊華っぷり。
『ばかものー!!! ~ 夢想の桜雨』(アラツキ氏)のやはり引き続きな霊華力。
『必殺仕事人外 『ヤマメ、人形もどきに驚く』』(片隅氏)の安定した時代劇感。


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